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八千代エンジニヤリングが毎月お届けするちょっとイイ話

高校生に”社会人”を語る 社会・地域貢献

  • 河川・水工

IT産業の拡大、スマホ・SNSの普及、高齢化社会と人口減少・・・。 変化する社会の中で生き抜いてゆける人材を育てようと、学校教育の現場でも新たな取り組みが試みられているようです。 母校のそんな新しい取り組みに招かれて、社会人について語って来ました。

あの頃から倍も年を取ったのか...

Written by yamamoto hiroki 山本浩樹

母校の高校が開催する社会人講話に、「建設・建築分野」の卒業生として参加し、高校生に"建設・建築"と"社会人"について熱く語ってきました。

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私の母校、神奈川県立秦野高校では5年前から、さまざまな職業で働いている卒業生を講師として招いて、高校一年生に講話を行う『社会人講話』という企画を開催しています。

今回は大学教授、弁護士、IT企業や製造業の社員からサッカークラブのスタッフまで、年齢層は20代から70代、13職種13名の卒業生が集まりました。

私はその中で、「建設・建築分野」の卒業生としてこの度初めてお招きいただきました。

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「現代は先行きを予想しにくい時代です。言われたことを着実にこなしていれば何とかなる状況ではありません。学生たちは、自分で考え、自分で感じて、自分で判断し、表現し、行動する力を求められているんです。」

神戸校長先生は非常にエネルギッシュな方で、講話開始前の控室でのご挨拶にて、変化の激しい現代社会における学校のあるべき姿や、卒業生とのつながりの大切さを語ってくださいました。

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講師同士の自己紹介と簡単な案内の後、いよいよ講話の時間です。講師にはひとつずつ教室が割り当てられています。与えられた時間は1時間。

学生たちはすでに希望する分野の教室に分かれて待っているとのこと。

私は不安でした。

これだけたくさんの分野の中で、「建設・建築」を選ぶ学生がどれくらいいるか・・・。

3人くらいだったらどうしよう・・・。

 

ドアを開けると・・・。

 

教室に座っている学生は20名ほど。

まずまずの人入り。ほっと一安心。

しかし、問題はここからです。

ここに来てくれた彼らは、まず間違いなく「建築」の仕事を聞きたくて来ているはず・・・。

でも私は「建設」の業界の人間で、建築設計の経験はない・・・。

『道路や堤防を作ることを「建設」と言います』なんて話始めてもウケないよな・・・。

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ひょっとすると、私が建築の仕事について少し勉強をして、建築の話をする方が学生にとっては嬉しかったかもしれません。

しかし、実体験を伴わない話は楽しんでもらえないはず。

私は、自分の経験をもとに、「建設」という分野について、「建築」との違いや共通点を交えて話をしました。

随所で「正確な表現じゃないんだけど・・・」と断りを入れつつ、なるべくキャッチーに。

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「建設」と「建築」という分野がそれぞれあること。その違い

 

「建設」と公共事業の役割と、みんなの暮らしとの関わり。

“設計”をする上では、「建設」も「建築」も似ている部分が多いということ。

“設計”には高校の数学と物理がとても重要ということ。

数学や物理よりも、課題を分析して解決する“考える力”や、仲間と協力したり依頼者と協議したりするための“聴く力・伝える力”が大切だということ。

 

なぜ働かなければならないか。社会人とはどういうものか。

みんなには、いつか「学生でなくなる日」が来るということ・・・。

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後日郵送されてきた、学生さんからの感想から一部。

「今回は建設がメインでしたが、今度は建築メインの話も聞いてみたい。」

「難しいと思っていましたが、身近な建物の例えが分かりやすく面白かったです」

「私は建築士になりたいです。どのような学科に行けばよいですか。」

「建築や建設のことだけでなく、社会や働くことについても話が聞けてよかった。」

んー・・。

やっぱり建築かぁ・・・。

でも、ためになったと書いてくれた人もいて、よかったです。

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まだ、中学校を卒業して半年の彼らは、きっとこれからいろんなものに触れて、たくさんの発見をして、そうした中で自分の進路を考え、決めてゆくのだと思います。

歩道を歩くとき、電車に乗るとき、トイレで手を洗うとき、当たり前の日常が、たくさんの人の仕事に支えられていることを、発見してくれたらうれしいなぁ。

 

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