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八千代エンジニヤリングが毎月お届けするちょっとイイ話

地熱資源を活用した地域マネジメント その土地の資源で課題解決

  • 研究開発

八千代エンジニヤリングでは、自然との共生と未来の地域環境を考えて、環境に関する技術で社会に貢献しています。今回は、和歌山県白浜町での地熱(温泉熱)発電事業の取り組みについてご紹介します。

地元の課題を解決

佐藤涼祐,Sato Ryosuke

白良浜という美しいビーチや、日本三大古湯として名高い白浜温泉を有する和歌山県白浜町では、観光客の減少や冬季の熱量不足が発生しています。

そこで、地熱資源の効率的な活用により、これらの課題を解決するモデルの策定とその可能性調査を行いました。

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白浜町は和歌山県南部に位置し、有馬・道後と並ぶ日本三大古湯として名高い温泉を有する温泉街です。しかし、観光客の減少等により町の活気がかつてより薄れ、地元の方は危機感を抱いていました。

一方で、白浜町には他の温泉地の様な「温泉組合」がないため、温泉資源の集中管理がなされておらず、非効率な配湯がなされていました。その結果、冬季、源泉から旅館までの温泉配管を温泉が通ずる間に温度が下がり、温泉を観光客に提供できない旅館が出てきていました。

そこで本事業では、現在湧出を止めている源泉を活用し、効率的に温泉を利用することにより、地熱(温泉熱)発電と、発電に使用した後の熱水(温泉)を上記の旅館に「融通」する事業プラン(これを「熱水融通モデル」としています)を策定し、その実現可能性について調査しました。  

さらに、上記の取り組みと同時に、地熱資源開発の理解促進の為に、源泉の熱量測定を地元学生と共に行い、発電事業の勉強会を地元住民向けに行う等、環境学習の取り組みも行いました。
 

 

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和歌山高等学校専門学生と源泉の温度と湧出量の共同調査を実施しました
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関係者の皆さんと湯梨浜に視察に行きました
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勉強会の様子

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「熱水融通モデル」は、温泉という地域資源を活用して、環境負荷の低い発電を実施しながら、その熱水を「融通」することで冬季湯量が足りなくなるという地元の課題を解決することを目指すモデルです。 また本モデルでは、既存温泉や海洋環境への影響を抑えることが可能となります。

今回の取り組みを通じて、地熱資源の魅力を白浜町の方々に伝えることができたと同時に、地域の資源を活用することにより地元の課題を解決することができる可能性を示すことができました。  

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白浜町にとって温泉は、地元の主力産業たる観光業を支えてきた大切な資源です。したがって、むやみな開発はできず、現に新規の温泉井戸の掘削に対する厳しい規制が存在し、もう一つの重要産業たる漁業との関係も複雑です。一方で、人口が減り、観光客も減少傾向にある中で、このままで良いのかという漠然とした不安が、地元の方々にはありました。本モデルは、上記の課題を解決するために策定したものです。

今後は、調査の結果新たに判明した課題を踏まえ、熱水融通モデルを実際に導入し、地元の課題を解決してくことを目指していきます。

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