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NEWS

2018年11月22日

「土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞」で 最優秀賞 及び 優秀賞を受賞しました。

この度、弊社社員が携わったプロジェクトが、2018年度「土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞」において、最優秀賞・優秀賞を受賞いたしました。


【優秀賞】美々津護岸 

高須祐行(事業開発本部パブリックデザイン室)/プロジェクトリーダー(事業全体の景観マネジメント)

上流側護岸は既設の石積み護岸を取り崩し、石積み専門集団である穴太衆の指導を受けながら伝統的な空石積みとしました。構造的な強度は背後の重力式護岸で担保しています。下流側護岸は建築的な技法を取り入れながら陰影を活かした重力式コンクリート護岸のデザインを行いました。
また護岸整備に伴い、陸閘、門柱、照明設備、玉垣風擁壁、人止め柵、背後地の広場など歴史的な街並みに調和するようなトータルデザインを行いました。
本業務の特徴は設計・デザインから施工まで、MKD会議が一貫して意匠監理を行ったことです。工事着工から竣工まで6年を要しましたが、その間コンサルタント業務として事業全体の景観マネジメントを実施しました。

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美々津護岸



【最優秀賞】津軽ダム
高須祐行(事業開発本部パブリックデザイン室)/主な関係者(景観設計)
石原広明(事業統括本部国内事業部水工部)/主な関係者(ダム本体設計)

ダム堤体からダム湖周辺の各所に配置される関連施設に至るまで、一貫した検討体制・デザイン思想によるトータルデザインを実施し、また、長い供用を見据えた丁寧なデザインを心掛けることで、白神山地の玄関口として相応しい新たな風景の創出を目指しました。景観設計では、構造物の形状の乱雑さの低減や法面の緑化修景といった風景へのマイナス要素を極力取り除くことにとどまらず、印象的な視点場の創出とそこへのアクセス動線の確保を行うことで、堤体下流面のアクセントとなる張り出しテラス、放流を間近に見上げられるバルブ室屋上の眺望スペース、ダム湖を見下ろす取水設備上屋の歩廊、堤体下流左右岸をつなぐ橋梁などが実現しました。

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津軽ダム



詳しくはこちらをご覧ください(土木学会HP)