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主なプロジェクト

アフガニスタン国 カブール・テレビ放送局機材整備計画

工期:2002年4月~2003年12月

カブール市のテレビ放送を復興!

アフガニスタン国は、1979年以降、長い紛争が続き、1989年に旧ソ連が撤退した後タリバーンが国土の大半を支配した。戦乱の中、国土が疲弊し、国民が教育を十分に受けられなかったので、同国の成人識字率は約36.3%と低く、同国の情報流通の確保において大きな障害となっていた。メディアを通じた国民の国づくりへの参画を促すための情報流通手段の確保が必要であるとされていた。

アフガニスタン国政府は、1977年にわが国の無償資金援助で創設されたRadio Television Afghanistan(RTA)を通して国民への政策発表、教育・啓蒙・情報提供活動の推進を図りたいとしていた。しかしながら、RTAのカブールテレビ放送局の番組制作用機材の多くは老朽化し、修理不能の状態にあり、番組制作に支障を来たしていた。そのため、2002年3月にアフガニスタン国は同機材の整備にかかる無償資金協力をわが国に対し要請した。

この要請に対し、わが国政府は、2002年3月に国際協力事業団(JICA)による予備調査を実施した。同調査団の報告を受け、当社yecのコンサルタントが参加した基本調査団が、2002年5月にアフガニスタン国へ派遣し、同国関係者と要請内容についての再確認、協議を行うと共に、プロジェクトサイト調査および関連資料収集を実施した。帰国後、現地調査資料に基づき、yecがプロジェクトの必要性、社会・経済効果、妥当性について検討し、最適な計画にかかる基本設計および実施計画を提案した。

yecが纏めた本プロジェクトの概要は、アフガニスタン国のメディア・インフラの復興を促進させるために、カブールテレビ放送局用設備を整備するものである。そのため、RTAのカブールテレビ放送局に対して番組制作スタジオ、ニュース番組スタジオ機材、主調整室機材、編集室機材、ENG機材、STL/TSL機材、テレビ放送用車輌(中継車、ニュース取材車)、および上記機材の運用に必要な電源・空調設備の機材の調達・据付を最短期間で調達し、被災したテレビ放送の復興を行うものとした。

yecが纏めた本プロジェクトの概算総事業費は、約28億円と見積もられた。本計画の全体工期は、実施設計を含め、約15ヶ月要した。途中、宿舎に対するテロ等の障害が発生したが、わが国の施工業者や相手国の協力により、工期内に完成することができた。

yecがコンサルタントとして参加した本プロジェクトは、テレビ番組制作機能の回復と拡充、テレビ中継回線の安定した運用が可能となった。今後は、首都カブール市の住民のテレビ放送利用が活性化され、社会・公共福祉情報、ならびに文化、国際情報等の入手が可能となり、生活環境が改善することが期待される。また、同国教育省放送教育局のテレビ教育番組を全国に継続して放送することが可能となり、教育活動が促進され、また、児童の学習意欲向上が向上し、男女の教育レベル格差が是正されることが期待されている。さらに、保健省の医療広報や、農業省が制作する農業活動広報などが広く国民に伝達可能となる。


主なプロジェクト 施設

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