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水資源

水資源
インドネシア国メラピ火山緊急防災事業
水は社会の安全・安定や経済の発展のために最も基本的な資源です。近年では温暖化に伴う気候変動の影響が懸念されており、世界のいたるところで記録的な降雨による大洪水、土砂災害が発生しています。一方で、降雨が少なくなった地域もあり干ばつによる被害の増加や世界的な人口増のため水不足による人間生活への影響、水をめぐる地域間紛争が発生することも懸念されています。この水を制御し人間生活や環境に資するためには今までの手法とは異なる対応が求められています。YECの水資源部門では、水資源管理・開発や洪水制御、土砂災害対策等の防災分野で世界の開発途上国を対象として様々な技術協力や円借款業務に貢献しています。

サービス内容

治水

洪水は、住民、家屋、農作物、公共施設等に直接被害を与えるばかりでなく、経済活動、住民の福祉等に間接被害をもたらします。洪水の要因は、豪雨をはじめ、開発による森林や都市域が持つ洪水抑制・調節機能の損失や土砂流入による流下能力の減少、河川へのごみの投棄による排水ポンプの操作不良等、多くの分野に関係します。そのため、単にダム、河道改修等のハード対策を検討するだけなく、上流域を含めた流域管理の考え方で治水対策を提案する必要があります。また、ハード対策には限度があることから、予警報、避難体制等のソフト対策も重要です。
yecでは総合治水計画から、構造物対策として河川改修、ダム、堤防、河川ゲート・ポンプ場等の計画・設計から施工管理、また、非構造物対策として、流出抑制計画、河川構造物維持管理計画、洪水予警報システムの計画・設計等の治水に係わる全ての分野について東南アジア、中東、アフリカ、南米地域で技術協力・円借款プロジェクトを実施しています。

コミュニティ防災

災害の対応力を体系的に高めるために、コミュニティレベルで制度、仕組み、および能力を開発・強化することの重要性が指摘されています。特に、開発途上国のコミュニティレベルでは、避難路や避難所の未整備、貧弱な警報伝達手段のため地震、津波等の災害情報が住民まで迅速かつ的確に伝達されず、災害時緊急援助も行き届きにくい状況にあるため、コミュニティレベルの防災能力強化が必要です。
yecでは大洋州において早期警報システムの整備、早期警報のための情報伝達体制の整備、防災関連機関のマネジメントの能力向上、住民向け防災啓発活動・避難訓練の実施、住民によるリスクアセスメントへの支援等を重点として協力を行っています。

砂防

土砂災害といえば土石流が代表的であり、素因である地形・地質などの条件と、誘因である気象・地震・火山活動などの外力との組み合わせで発生します。これら土砂災害を軽減するための具体的な対策方法としては、河道、山腹での施設を建設し直接的に土砂移動を制御するハード対策と、警戒避難対策のソフト対策に大別されます。砂防(SABO)が国際用語として認知されているように、日本の砂防技術協力は、日本の国際協力事業の主要なもの一つとして、インドネシア、フィリピン、ネパール、中国等のアジア諸国や中南米諸国等に技術・経済協力を進めています。特に120の数を超える火山を擁するインドネシアでは、繰返し起こる火山爆発による土砂災害が頻繁に発生し、多くの人命が奪われており、1980年代から活火山砂防対策を中心とした砂防技術移転事業が進められています。また、近年上流域での森林伐採、農業開発および都市化が進み、ダム貯水池への流入土砂が増加していることから上流域から下流域までの一環した長期的な総合流域土砂管理が求められています。Yecでは、特にインドネシア国の砂防プロジェクトにおいては30年以上にわたり継続的に貢献しています。

水資源開発

今後、世界の人口増、新興国の工業化に伴う水需要増、地球温暖化等により、将来的に世界の水資源は深刻な状況になることが指摘されています。一方で、世界の水資源は偏在しており、安全な水が利用できない地域は、主にアフリカ、アジア地域に集中しています。水資源開発の方法には河川水の開発、地下水開発、海水淡水化、再生水などがありますが、アフリカ、アジア等の地域の水資源開発は、可能な限り再生可能な水資源(浅層地下水、表流水)を経済的なコストで開発し、持続可能な水利用を考える必要があります。
yecでは、アフリカ、中東、東南アジア、南米において、ダム、地下水、広域導水等を含む、多くの水資源管理・開発プロジェクトに貢献しています。

その他のエンジニヤリング・サービス(無償 その他)

無償資金協力とは、被援助国に対し返済の義務を課さない資金協力のことで、所得水準の低い諸国を中心に、公共施設の建設等の社会・経済の基盤づくりなどが無償資金協力を通じて行われています。特にアフリカでは人口の多くが内陸部の村落に居住しており、村落の多くは乾燥地域に属しています。そのため河川から遠く離れた村落では生活用水の確保に多大な時間と労力を費やし、また不潔な溜水の使用は水因性疾病を引き起こし、貧困を助長する一因ともなっています。この様な地域では地下水が唯一の清浄な水源となっており地下水を利用する井戸給水施設は村落住民の貴重な生活基盤となっています。 yecでは、アフリカや大洋州地域等において井戸、給水施設の建設や井戸掘削機材の調達業務を行っています。

主なプロジェクト

技術担当社員から
国際事業本部 水資源部 吉田 健次
国際事業本部
水資源部
吉田 健次

世界との友好に貢献

水資源・防災分野における海外のコンサルタント業務は、流域全体ときには国全体の開発計画、設計、施工管理までのスケールの大きなプロジェクトからコミュニティーレベルの水資源開発、防災プロジェクトを対象としてます。その成果はコンサルタントの能力に大きく左右されることから責任重大ですが大変やりがいのある仕事です。
また、仕事を通して世界中を飛び回り世界各国の人々と交流することも楽しみのひとつです。これからも、日本と世界の友好のため、開発途上国の安定・発展のため、技術協力という分野で微力ながら貢献したいと考えています。

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