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yecが誇る名人たち

私は、大学時代に廃棄物に係る研究に携わって以来、yecに入社しても廃棄物・資源循環部門に携わってきました。

私が廃棄物に携わり始めた頃は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が制定され、最終処分場に関する基準が定められたばかりの頃でしたが、定性的な表現ばかりの基準で、具体的な設計は個別の技術者に任されていたといっても過言ではない状態でした。

そのため、廃棄物処理施設の計画・設計を行う際は、内外の研究論文をあたり、学識経験者の意見を聞き、自分で考え、理屈をつけて顧客に説明することが必要でした。すなわち、設計の基準などを自分で定量的に決めていたのです。

このような経験から、昭和62年に最終処分場のガイドラインが作成されたときは、その委員として活躍する場をいただきました。その後は、以下に示すような我が国の基準づくりに参画させていただきました。

また、私の主たる専門分野は最終処分場であり、学協会や大学等との共同研究も長年実施してきました。特に、最終処分場の遮水工については、破損事故等が生じて安全性に不安を持たれていた時期がありました。当時は、遮水シートは何百パーセントも伸びるので安全だという乱暴な理屈がまかり通っていたのですが、私は遮水工の特性や挙動について研究を進め、遮水工の強度・耐久性の基準、設計手法等を提案しました。この内容は、現在の我が国における最終処分場のガイドラインである「最終処分場の計画・設計・管理要領」に掲載され、平成25年に環境大臣表彰(廃棄物・資源循環浄化槽研究開発功労者)をいただきました。

現在は、廃棄物は処理するものではなく、まず3R(Reduce,Reuse,Recycle:排出抑制、再利用、再生)を徹底的に推進した後、熱エネルギー等を回収して、最終処分量はできるだけ少なくすることが重要になっています。これらの廃棄物・資源循環システムの確立についても取り組んでいます。また、災害廃棄物の処理、放射線に汚染された廃棄物処理についても取り組んでいます。

ちなみに、「ゴミ」とカタカナで書く方も多いのですが、「ごみ」は日本語です。だから、私たち廃棄物関係者は、誇りを以って「ごみ」と書きます。

ということで、私の通り名は、「ごみ屋の宇佐見」です。
 

-これまでの関わった基準等と図書(主要なもの)-

 発注者・発行者

基準名等

備 考

 環境省

廃棄物処理法・同政省令の改正

最終処分場に係る基準省令、国庫補助に係る指針の見直し

 環境省

最終処分場跡地形質変更に係る施行ガイドライン

法律改正とそれに伴うガイドラインの作成

 環境省

最終処分場残余容量算定マニュアル

法律改正とそれに伴うマニュアルの作成

 全国都市
清掃会議

最終処分場指針・解説

平成元年、最終処分場の計画設計ガイドライン

最終処分場の計画・設計要領

平成13年、同上、全面改訂版

最終処分場の計画・設計・管理要領

平成22年、同上、一部改訂版

 廃棄物資源
循環学会

廃棄物ハンドブック

分担執筆

 最終処分場技術
システム研究協会

最終処分場技術システムハンドブック

 

最終処分場新技術ハンドブック

 

最終処分場遮水システムハンドブック

 

日本の最終処分場2000

 

 

 

 
宇佐見 貞彦(2015年7月フェロー認定)|廃棄物・資源循環技術の伝承

エコパーク鹿児島

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