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yecが誇る名人たち

yec入社以来、河川の計画や設計の仕事に携わってきました。
一口に河川の仕事と言っても分野が広くて分かり難いとかと思いますが、治水の要となる河川施設そのものに関わる計画と設計、河川を軸とする環境や空間の整備や災害予防や対策のための河川防災に関わる検討や計画などの仕事をしてきました。
河川施設の計画・設計では、堤防、護岸、排水機場、水門、樋門など、環境整備としては、(高規格)堤防と一体となった公園整備、桜堤などの街や河川環境に配慮した堤防整備など、河川防災では、防災計画として河川防災ステーションの配置検討や設計、水防活動のネットワーク計画作成などとなります。いずれも、当該河川の治水特性と沿川の地域特性や社会環境との相互調整や調和が必要な仕事です。

水は恵みをもたらす重要なものですが、一方で自然災害を巻き起こす原因でもあります。『河川を総合的に管理することにより、国土の保全と開発に寄与し、もって公共の安全を保持し、かつ、公共の福祉を増進することを目的とする』との河川法での記載のように、適切な利用と川の氾濫などによる浸水や浸食から人々を守るための対策=治水が今日でもますます重要となっています。

私が入社した当時に比べれば、近年は、計画・設計のツールが計算機の発達や河川技術研究・知見等により、格段に進歩し、精緻な流れの解析や複雑な構造設計も可能となっています。しかしながら、今でも毎年、何処かで(国内・海外)河川の洪水による浸水や土砂災害が発生しているのが現状でもあります。河川は自然が相手のため、完全なコントロール出来ないかもしれませんが、よりベターからベストを目指す計画や設計の知恵が必要と思います。現象を良く学び、予測や計算、実験などを通じて試行錯誤して経験を積んで行く経験工学的な面も大きく、時には基準類などに書かれていないことへの挑戦が必要となることもあるかもしれません。

これら河川の計画や設計に関して、長年の経験から技術継承をしていくこと、また、河川の仕事に関わって行くことの苦労や楽しさを伝えて行くことが出来ればと願っております。


八峠 雅一(2017年9月フェロー認定)|河川技術の伝承

排水機場(共栄)

排水樋門(五十嵐)

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