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河川

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はじめに

河口処理の考え方

砂浜などの海岸に流出する河川の多くは河口砂州が発達し、河口が閉塞する現象が起きる場合があります。河口閉塞が生じた場合には、以下のような問題が発生します。

・出水時に河道内の水位の堰上げ(洪水氾濫リスクの増加)
・河口部を航路として利用している場合は航路埋没(航行障害)
・魚の遡上の障害(漁獲高の減少) ・河道内の環境悪化(水質悪化・ゴミによる悪臭など)

rfd12_img01.jpg一方、河口に発達する砂州地形によって以下の環境が守られています。

・高潮・波浪の侵入の軽減(高潮氾濫リスクの低減)
・塩水の侵入の軽減(生物に対する適度な塩分環境の保全、取水水質の保全)

以上、河口部に発達する砂州地形は、問題を引き起こす反面、それにより守られている環境も存在します。これら相反する目的を満足させる対策を立てることが求められています。

 

河口処理計画の検討

概要

治水対策としての河口処理は、河口閉塞の要因である河口砂州の発達の抑制にあります。一方、河口砂州は波浪・塩水の侵入など河口部河道内の環境を保全する役目も担っています。そこで、平時は砂州があっても、洪水時にすみやかにフラッシュされ水位の堰上げが抑えられるような規模の砂州を許容する計画が望ましいものと考えられます。

着目点・課題

治水上影響のない程度の砂州規模を知ることが重要となります。特に、砂州の高さは河川の水位の堰上げ高に大きく影響する要因となります。よって、許容される砂州の高さを把握する必要があります。また、その規模の砂州に抑制する対策を立てる必要があります。

解決策

治水上影響のない砂州規模の検討

洪水時の砂州フラッシュ現象を精度良く予測できる数値モデルを構築し、そのモデルにより洪水時の砂州規模と水位の堰上げ量の関係を把握し、治水安全度が確保可能な砂州規模(許容砂州規模)を求めます。砂州フラッシュ予測モデルは、平面二次元的な河道および海域の地形条件のもと、洪水時の流況・水位の計算と同時に砂州部を含めた河床の変動を計算できるものです。洪水流量が増加し砂州部直上流での水位が上昇し、砂州部を越流するようになった場合には、砂州のフラッシュ、すなわち砂州を形成している土砂が沖に流され、それとともに水位の堰上げは減少します。このような現象を予測モデルで検討し、最適な砂州規模を求めます。

砂州規模の縮小対策

先に求めた許容砂州規模となるための対策を検討します。具体的には、砂州の高さを所定の規模に抑制させる方策となります。その対策としては、砂州の掘削、さらには河口沖に波浪を低減させる消波施設の設置などが想定されます。砂州の高さは波浪の打ち上げ高で決まることから、波浪を低減させることで砂州の発達する高さを抑制します。ただし、そのような対策が河川の流れの阻害にならないようにすることも別途、確認することが必要です。

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