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尾崎友紀

はじめに

計画的な管理の必要性

現在、高度経済成長期を中心に整備された社会資本(インフラ)の老朽化の進行により、維持管理の需要の増大が見込まれます。一方で、人口減少や少子高齢化に伴う人口構造の変化によって人員・予算も限られる中、インフラの管理者は、今後も住民から求められるサービスを継続的に提供していく必要があります。

このような背景から、道路管理においても従来のような住民からの苦情・要望への対応といった事後的な管理から、計画的な管理への転換による効率化が求められています。
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舗装の維持管理の現状

道路は住民にとって最も身近なインフラであり、苦情・要望の対象となっていますが、特に舗装については管理方針が不明確なまま、事後的な対応となっているのが現状です。

管理する舗装延長は膨大であり、常時一定の大きな労力(コスト等)が必要となる中で、本来は路線ごとの特性も異なることから、管理方針にメリハリを設ける必要があります。

また、日常管理や補修工事などのデータは維持管理にあたって重要な基礎情報となりますが、それらの管理も不十分であることから、データを確実に管理する仕組みが必要となります。

舗装の維持管理に関する基本方針の策定 ~管理方針にメリハリを~

舗装の維持管理にあたっては、地域・路線特性や予算を考慮した基本方針を策定することで、持続可能な維持管理の仕組みを構築することが重要となります。

また、平成28年10月には舗装の長寿命化に向けた効率的な修繕実施等を目的として、国土交通省により「舗装点検要領」が策定されました。

弊社では、舗装点検要領を踏まえた舗装の修繕計画策定を支援しています。

「計画的修繕路線」と「日常的対応路線」で管理方針を区別(選択と集中)

交通量や沿道条件など、特性が異なる路線を一様な水準で管理することは非効率であることから、路線別に重要度を評価(後述)し、優先順位によって路線をグルーピングすることで管理方針を区別します。

重要度上位の路線は、舗装修繕計画によって面的な修繕のための計画的な予算要求を行う「計画的修繕路線」とし、その他の路線は巡回などの日常管理の徹底によって維持する「日常的対応路線」として管理します。

管理方針の区別(多古町)管理方針の区別(多古町)

 


AHP(階層分析法)を用いた重要度の評価

AHPによる重み付け例(多古町)AHPによる重み付け例(多古町)

路線の重要度評価では、一般に評価項目を設定し、各評価項目の重み付けによって、路線ごとの重要度を点数化します。

各評価項目の重み付け(配点)を検討する一つの方法として、AHP(階層分析法)の準用が挙げられます。

AHPでは、関係職員へのアンケートの回答を分析することで、回答者の各評価項目の重要性に対する考え(価値観)を数値化します。つまり、現場の勘や経験を定量的に評価し、重要度評価に反映することが可能となります。

 

 


舗装修繕計画の策定【計画的修繕路線】

「計画的修繕路線」については、ライフサイクルコスト(LCC)や予算制約を考慮した、長期的な視点でのシミュレーションにより最適な管理シナリオや予算計画を提案し、舗装修繕計画を策定します。

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日常管理の効率化【計画的修繕路線・日常的対応路線】

巡回業務支援システム巡回業務支援システム

巡回や維持補修、苦情要望対応等の日常管理は維持管理の最も基本となるものであり、限られた予算・人員の中であっても、今後も徹底していくとともに、日常管理から得られるデータを適切に管理していく必要があります。

弊社では、日常管理等の業務の効率化とデータの確実な管理を目的とした支援システムを開発しています。

巡回業務を支援するシステムを導入することにより、日報作成作業の省略化や、現場と事務所における情報のリアルタイムでの共有のほか、日常管理の記録をデータベース化し、維持管理計画へフィードバックすることが可能となります。

yecでは、管理水準の安定的維持とコスト縮減などの課題を解決するために調達方式の検討なども実施しています。

 



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