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RECRUIT | 採用情報

「右手と左手の仕事」を。

右手のチャレンジが、個人も組織も成長させる

コーポレート⇒コンサルタント
⇒マネージャー

1998年入社 Y.Nakagawa

CAREER PATH

2022年5月時点
  • 1998年
    1998年
    入社:総務部

    法学部卒。総務部では、各種契約の管理、株主総会などの企業法務を中心に総務関連業務に従事。総務の仕事の傍らPFI事業の勉強会や仕事に参加。

  • 2003年
    2003年
    異動:技術本部

    PFI事業の拡大に伴い、異動。法務担当者として、事業スキームの検討、各種契約書の作成、民間事業者や金融機関との契約交渉を担当。当社のPFI事業の基盤の確立に貢献する。また、PPP・PFI事業において公共側アドバイザリー業務に従事しつつ、民間側での事業参画の開始のプロジェクトにも携わる。

  • 2014年
    2014年
    昇進:課長

    PFI事業における民間側マネジメント業務の入手・拡大を主目的としたPFI事業部門の新設部署の課長に抜擢。経理部、総務部を横断した組織(プロジェクト管理室)の立ち上げを行い、事業の安定的な管理ができる体制を整備。

  • 2021年
    2021年
    昇進:部長
    組織が拡大し、PFI事業部門の部長に昇進。法務部部長にも兼務で着任し、民間側事業マネジメント業務の拡大、財務・法務分野における他部所開発支援等を行う。また、経営企画本部、プロジェクト管理室も含めて4つの部署を兼務している。

CAREER STORY

転職した気持ちで、管理から技術部門へ。

法学部を卒業し、八千代に入社した中川の最初のターニングポイントは、2003年の技術本部への異動だ。技術部門は専門的な知識が必要で、管理部門からの転換はめずらしく、周囲も驚きの人事であった。
実は中川は、異動の1年以上前から技術本部が主催するPFIの勉強会に参加していた。今では日本でも拡大したPFIだが、当時の日本ではまだ実施件数は少なく、勉強会では英国のPFIの契約書を入手し和訳しながら仕組みを理解していった。楽しそうに勉強会に参加する中川を見ていた技術本部の当時の課長(現役員)から「午後はうちの部署に来て仕事を手伝ってくれないか」と誘われた。総務の仕事を午前中で必死に終わらせて、午後は技術本部に通うという日々を送っていたという。
総務部では各種契約の管理などを担当していた中川は、異動後はPFIのスキーム構築を行いつつ、契約関係を一手に引き受けることになる。中川は当時を振り返って「総務の頃とは全く違う契約の内容で、転職した気持ちで毎日必死だった。PFIは公共と民間とを結ぶ事業のため契約が肝。その役割のポジションは重い責任だが、だからこそやりがいもあって、夢中で、楽しかった」と語る。

右手のチャレンジが成長の鍵

こうして日本ではまだ浸透していなかったPFIを試行錯誤しながら進め、気づけば10年が経とうとしていた。その頃中川は、PFI事業の拡大を受けて民間側マネジメントを推進する新設部署の課長を任される。だが就任直後、ちょっとした人的ミスから数十億円規模の事業が破談になりかけたことがあった。リカバリーのために関係各所に連日奔走し、事態が落ち着くまで眠れなかったという。「この恐怖が強い教訓となっている」と言い、常に最悪を考え、徹底したプロセス改善を考えることができるチーム作りをしている。
また民間側マネジメントは、新規事業の獲得を目指しながら、長期的な事業体の管理運営を行うなど、性質の異なる業務を並行して行う必要があった。そこで案件数の増加に伴い、管理業務を安定的に並行して行うことは難しくなると考え、経理部、総務部とともに新しい組織を立ち上げて管理体制の整備なども行った。
こうしてPFI事業を推し進めてきた中川だが、そこには「右手のチャレンジ」の意識が根底にあったという。

多様な経験が『イノベーション』を起こす

「『右手と左手の仕事を意識する』。これはかつての上司の教えで、今も大切にしている言葉。右手は利き手でないと取り組めない挑戦の仕事、左手は利き手でなくても対応できる仕事を意味していて、新たな取り組みも時間が経てば左手で扱えるようになるので、右手のチャレンジを忘れるな、ということだと解釈している」
今の中川は、2つの部署の部長でありながら、さらに2つの部門を兼任し、多様なプロジェクトを動かしている。「ジョブズの『Connecting the dots』という言葉がある。一見関係なさそうな過去の点と点の経験がつながって、大きなイノベーションになるということだが、まさにそんな仕事人生だった。そして今も様々な部門や環境に身を置かせてもらっているが、それが俯瞰的な最適解が見えたり、ベストプラクティスを別の分野に応用できたりと、縦・横の方向で広がりが出てくる可能性を秘めていると思うと、今後もとても楽しみだ」そう語る中川は、この先もチャレンジをしながら駆け抜けていく。
※PFI(Private Finance Initiative):公共事業の際、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法。民間を活用することにより、公共が直接実施するよりも効率的・効果的に公共サービスを提供できる。

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