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RECRUIT | 採用情報

「まっさらな所からでもいい」

腹を括った挑戦が今の自分になっている

コンサルタント⇒プロフェッショナル

2009年入社 H.Yamamoto

CAREER PATH

2022年5月時点
  • 2009年
    2009年
    入社:機電部

    機械工学部卒(大学院)。ダム用水門設備、排水機場施設、津波防潮水門設計、トンネル設備など、様々な分野の設計に携わる。
    2013年には、ダム取水設備の設計業務で初の主担当者を経験。また、建設コンサルタンツ協会の委員会活動も積極的に参加(2013~2017年:関東支部 若手の会委員長、2015~2019年:本部 業界展望を考える若手技術者の会委員)

  • 2017年
    2017年
    資格取得:技術士(機械部門)

    上記に加えて、ダム堆砂対策としての土砂搬出ベルトコンベヤ設備設計や酸性河川中和施設設計なども行う。入社2年目~4年目にかけて携わった新幹線散水消雪設備設計は、日本で設計できる技術者も少なく、山本の代表的な実績となった。
    また、2020年には技術士(建設部門)を2021年には技術士(総合技術監理部門)を取得。

  • 2022年
    2022年
    昇進:プロフェッショナル

    プロジェクトをマネジメントすることはもちろん、チームや人材育成に力を入れている。

CAREER STORY

それまでの経験をクリアにしてでも、やりたい道へ

それまでの経験をクリアにしてでも、

やりたい道へ

学生時代は機械工学を専攻し、周囲は製造業(機械メーカーや重工業)に就職が決まる中、山本は非常に悩んでいた。大学院まで学んだが「今後、機械の力で世の中にインパクトを与える仕事ができるのか」との思考に突きあたった。「世界を画期的に変えた冷蔵庫や洗濯機などのような機械の発明は今後できないのではないか。それだったら発展途上国に洗濯機や冷蔵庫を届ける方が世の中に役に立つ仕事だ」と考えたのだった。そこで、開発援助ができる建設コンサルタントを中心に就職活動を進めた。土木の知識はなかったが、まっさらな所からのスタートでもいい、と腹を括っての挑戦だった。八千代には建設コンサルタントには珍しく"機電部"という機械や電気専門の部署があったが、中途採用しか受け入れていないと思い込んでいた。面接官であった当時の機電部部長(現副社長)に「機電部というのがあるのは知っていますか?」と打診され、機械技術者として採用してくれるなら迷う余地は無かった。
海外事業部への希望は捨てきれなかったが、まずは国内で技術を身につけようと、機電部でがむしゃらに働いた。大学での機械工学の知識はあったが、仕事をこなすには更に多くのことを学ぶ必要があった。こんなに何もできないのかと不甲斐なさを痛感する日々であった。

「不自由さ」からの脱却

山本は飽き性な性格だった。八千代には、やりたいことは手を上げればやらせてくれる環境があり、興味の赴くまま、突っ込むように目新しい仕事にまい進していったという。しかし実力が追い付かず、苦しい思いも多かった。入社5年目で携わったダムの取水施設の設計では、初めてリーダーを任された。しかしそこで感じたのは、チームメンバーを動かす難しさと、本当の意味での『コンサルタント』になり切れていないことへの「不自由」さだった。
入社8年目で技術士資格を取得したことは「間違いなく、ターニングポイントだった」と言う。建設コンサルタントでは、プロジェクト統括するための必須の資格で、技術士を取得することで初めて、プロジェクトマネージャー(管理技術者)として立つことができる。山本は建設コンサルタントは、専門的な『技術者』としての側面と、お客さまの課題を分析・解決する『コンサルタント』としての側面の、2つの重要性を強調する。「今までは、あくまで技術者であってコンサルタントとしては修行中だった。本当の意味での『コンサルタント』とは『お客さまの課題解決』。プロジェクトマネージャーとして、企画の骨子や、お客さまとのコミュニケーションを中心でできるようになって、ようやく『建設コンサルタント』になれたと感じた」

組織も『コンサルタント』を必要としている

組織も『コンサルタント』を

必要としている

入社当初は海外への想いが強かった山本だが、今は転向の希望は全くないのだという。「初めは世界を夢見ていた。しかし東日本大震災を契機に、国内の社会が抱える課題がリアルに見えてきた。そして最近では、自分の立ち位置から見えてきた課題が、これから取り組むべき大きな課題だと思っている」と語る。
山本はプロジェクトだけでなく社外の業界団体の活動もしているが、そこでは土木を中心テーマとして、日本が抱える課題を議論している。「世の中に貢献するという建設コンサルタントの仕事はとてもやりがいがある。過去の自分はその仕事の価値を"世界"に向けてしまっていたが、いざ立ち戻ってみると"ミクロ"なところは成り立っているのか、と実は課題は沢山ある、と対外活動を通して考えさせられた。そこで、まずは自分のチームから課題解決を行う『コンサルタント』をしていきたい」のだという。
「建設コンサルタントの魅力である『課題解決の提案力』を磨くには、"人の成長"が大事だ。そのためにはまず、人を活かす"強い組織"作りがなにより重要だと考えている」とその想いを語った。

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