Project File

14

「ブレンディ®の森」森づくり活動の意義を、科学的に裏付けたい

味の素AGF株式会社
サステナビリティ推進部 白井様

環境保全に関するCSR活動は、商品や企業のブランディングにも貢献します。しかし、実際の企業活動との関連が不明瞭な場合、せっかくの成果やメッセージの信憑性が欠けてしまう可能性があります。そのため、近隣の水資源を活用している味の素AGF株式会社では、森を保全するCSR活動について、その意義を社内外に強くPRする必要を感じていました。

利用サービス
  • 概略調査
  • 詳細調査
  • 目標設定・
    ビジョン
  • 対策
  • 発信

課題

  • 工場で使用する地下水を継続的に利用したい
  • 保全活動によって育まれた水が、工場のある地域に届いていることを明らかにしたい
  • 水を育む森づくりの活動を効果的に発信したい

サポート概要

  • 地下水の動きを調査し、保全活動を行う森林で育まれた水が工場に届いていることを確認
  • 分析結果の信頼性を担保するため、地元の学識者(大学教授)へ結果の確認を依頼
  • Webサイトや工場見学用のジオラマ制作等で活用可能なアウトプットを提供

分かりやすく、内容豊富な提案に期待が高まる

D社様が持つ各拠点の水のリスクマップ

味の素AGF株式会社では、嗜好飲料である「ブレンディ®」ボトルコーヒーを始めとしたさまざまな飲食料品を製造・販売しています。その生産過程に欠かせない資源が水です。その水を今後も継続的に使用するにあたり、AGFグループは水資源を保全するプロジェクトに取り組んでいます。2014年からは、工場で使用する地下水の源である鈴鹿山麓の一角を「ブレンディ®の森」と名付け、整備を開始しました。しかし、その活動で育まれた水資源が実際に工場に届いているか明確なデータがなく、判断が難しいという課題がありました。そこで様々な企業の水リスクにおける調査・対策を行っている八千代エンジニヤリングに相談したところ、私たちの課題に対して、過去の実績をもとに解決策のご提案をいただきました。専門知識のない私たちに、難しい学術データを、事例や写真、イラストなどのビジュアルを使って丁寧に説明していただいたことで、説得力が高い結果が得られると考え、調査・解析をお願いしました。具体的には、「ブレンディ®の森」や工場のある地域の地質・地形の特性を調査し、地下水の流れを分析していただきました。八千代エンジニヤリングは専門家がチームを組んで対応してくださったので調査がスムーズに進み、アウトプットも的確かつ分かりやすいところに、総合力の強さを感じました。そしてこの調査・分析によって、工場で使用する地下水が確かに「ブレンディ®の森」から届いていると解析できました。

調査・解析だけでなく、発信PR用イラスト作成までを一気通貫で対応

『ブレンディ®の森』鈴鹿で育んだ地下水とAGF鈴鹿(株)との関係

八千代エンジニヤリングには、地元・三重大学の水循環を専門とする学識者に、調査結果の妥当性を精査いただくためのプレゼンテーションもサポートいただきました。無事、第一線の学識者にも納得していただけたのは、八千代エンジニヤリングにご協力いただいたお陰だと感謝しています。さらに調査・解析だけでなく、この調査結果を一般の方を含め社内外にPRするための素材提供にも対応くださいました。例えば、水が森を通り最後は井戸からくみ上げられるまでの流れを、視覚的に分かるようにイラスト化していただきました。私たちがお客様にどのように伝えたいのかという想いにまで寄り添っていただけたことなど、八千代エンジニヤリングのきめ細やかなサポートに満足しています。提供いただいた素材を駆使することで、当社のCSR活動は大きく前進しています。その一つが社員の意識啓発です。 森の活動に参加した社員から「自分たちの活動が、未来の1滴につながっている」「得意先にも森活動の中身と意義を伝えたい」という声が聞かれるようになりました。このように多くの社員が「ブレンディ®の森」を誇りに思うようになり、日々の業務や営業活動の士気向上に繋がっています。もう一つは、得意先との共同企画としてお客様を「ブレンディ®の森」と工場にお招きし、調査結果に基づいた説明を行うことで、森の保全活動と、その森で育まれた水、そして工場がつながっているという一連の流れをよりリアリティをもって体感いただけるようになりました。これにより、CSR活動がファン獲得と自社ブランディングに、さらに貢献できるのではないかと期待しています。 私たちの「ブレンディ®の森」 森づくり活動に、学術的な裏付けによる自信をいただけたことで、活動を通して社会課題解決を実践することの意義を感じ、誇りを持てるようになりましたことに感謝しています。

味の素AGF株式会社

東京都に本社を置く飲食料品の製造及び販売を手がける味の素グループのコーヒー・粉末飲料事業の中核会社。1973年、味の素社と、米・ゼネラルフーヅ社との合弁会社として設立後、2015年4月に味の素社の100%子会社となり、2017年7月に「味の素AGF株式会社」へ社名を変更。コーヒーを中心とした事業において、商品を通して人の心と生活に“豊かさと潤い”を提供している。

http://www.agf.co.jp/