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こんなところに八千代エンジニヤリング

vol.2 中部横断自動車道  興津川橋

  • 竹割型構造物掘削

中部横断自動車道  興津川橋

竹割型構造とは名前の通り、竹を割ったような形のもので、急斜面上に橋梁を造るときに掘削を小さくできる構造です。普通に掘削するよりも自然環境に与える影響が最少となります。

 

この工法は地山なりに円形のリングを形成し、アンカーと呼ばれる補強材やコンクリートを吹き付け、地山の持っている強度を利用しながら鉛直に掘削をします。形状が円いため、力が分散され、現状の土による荷重バランスを大きく崩さず、合理的な構造となっています。


竹割型構造物掘削

竹割型構造を取ることのメリットはなんですか?

橋梁を造る場所が急斜面の場合は、土を削ると山の上方まで影響しますが、この構造はほぼ直角に、しかも山なりに掘削しますので掘削の影響が最少限の範囲で済みます。

 

普通に掘削した場合とこの工法を比較すると、竹割構造の場合は掘削量が1/7になり、経済的にも安くなったケースもあります。

 

この構造のもう一つのメリットとして、橋梁と竹割構造の間に土を埋め、時間がたてば、そのまま草や木が生えてきますので、切土のように景観が大きく変わることもなく景観上も望ましいと言えます。


竹割比較表

最後にメッセージをお願いします

竹割工法は自然に優しい工法で、しかも安くできるとなれば採用しない手はないと思いますが、いかがでしょうか?

担当:総合事業本部 構造・橋梁部 渋谷智裕

1993年入社。入社当初からトンネル,土構造物等の地盤・地下水に係わる構造物の設計・解析に携わっています。竹割り構造は、日本道路公団試験研究所(現中日本高速道路(株)中央研究所)の指導のもとで、施工結果の分析や3次元解析を行い、設計・施工の検討を行いました。その成果は『竹割り型土留め工法 設計・施工マニュアル(案)』に反映されています。

当初は、非常に構造部材が大きかったのですが、計測結果によりスリム化を図り、現在の構造になっています。発想はトンネルを上から掘るイメージを援用したものです。

※サイト公開当時(2012年)の情報です

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