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八千代エンジニヤリングが毎月お届けするちょっとイイ話

環境教育 いきものを調べよう

  • 環境

環境教育とは、環境の保全についての理解を深めるために行われる環境の保全に関する教育及び学習のことです。
国内では2003年から「環境保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律(環境保全活動・環境教育推進法)」と制定されており、環境教育の推進のための施策が行われています。
今月は、yecが行っている環境教育の一例をご紹介します。

環境教育とは 

身近な環境教育

山田啓介

私たちの身近での環境教育というと、学校教育の一環として行われる総合学習、ボランティア活動、事業での取り組みなど、様々な場所や形態で行われています。

私たちが健康的で文化的な生活を確保するためには、「持続可能な社会」を構築していく必要があり、事業者(国や地方自治体)、国民が共に環境保全活動に取り組むことが重要となります。

特に私たち建設コンサルタントは、事業者(国や地方自治体)と地域の方々との間に立つ存在として、これまでに環境問題への対応や環境管理・保全計画、環境影響評価など、様々な環境に関する業務を行ってきました。今回は、その中から「環境学習」について活動を紹介いたします。

 

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突然ですが、皆さんは環境と言われてどのようなことを思いつくでしょうか?

地球、日本、海、山、川…、家庭。様々な環境要素が私たちの周囲に存在しています。

環境教育の一例としてご紹介するのは「地域の自然」です。

特に、実際にその地域に住まわれている方々に、そこの地域の自然について体験して再認識をしていただき、身近な環境をもっと知ってもらうことで、地域の自然環境の魅力発見につながってもらえればと思います。

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きれいな川に生息する代表種カワゲラ(カミムラカワゲラ属)の成虫

 

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・水環境の例「水質と水生生物の関係」

子供たちが地域を流れる川に親しんで、同時に川の水質と生息している生物を調べるという目的で、対象河川の沿川周辺の小学校に通っている小学生の総合学習や環境学習の一環として八千代エンジニヤリングが協力して実施した環境学習の例をご紹介します。

川に生息する水生生物の中には、環境指標性(生息できる環境条件が限られている)を持つ生物がいます(下図参照)。

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参考:谷田 一三(編),(2010)河川環境の指標生物学 (環境Eco選書) .北隆館,東京.

 

これらの「環境指標性を持つ生物による評価」と「水質調査(CODやpH測定など)」の2つの方法で、地域の川の状況を子供たちが身をもって体験し、学習することが最大の目的です。

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山や川が身近にある地域の子供たちですが、意外に川遊びをしたことがない子供も結構います。

まずは最初に水質の測定を行い川の水がどのくらいきれいなのかを調査しました。その結果、ここではおおむねきれいな水質を示す結果が得られました。

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次に川べりの作業の安全に十分に配慮しながら、子供たち自身で水生生物を実際に採取し、調査で採取された生物から水質を評価しました。

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子供たちに、「この生き物が見つかったらきれいな水だよ」と説明しながら(一緒に遊びながら?)採取を行いました。今回、学習で利用した河川は水質からも、生物による評価からも「きれいな水」ということがわかり、子供たちもこの川がきれいな川ということに納得しました。

最初は川が怖い、水が冷たいと言っていた子供たちでしたが、最後にはまだ遊び足らなさそうな顔もみられました。

 

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環境教育を通じて地域の自然や生き物を身近に感じたり、今まで知らなかったこと、気づかなかったことに興味を持っていたくことができれば、私たちにとってとても幸せなことです。

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今住んでいる地域をより好きになってもらえたら…。地域の貴重な自然環境をより身近に感じてほしい…。そんな思いで私たちは自然環境に携わる者として、これからも環境教育の場に立っていきます。

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