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八千代エンジニヤリングが毎月お届けするちょっとイイ話

地下鉄プロジェクト インド・コルカタに地下鉄を!

  • 道路・鉄道

私たちが毎日快適に暮らすことが出来るのは、充実した公共交通のおかげです。今月は、インド東部の主要都市コルカタで建設が進められている地下鉄プロジェクトについてご紹介します。 

技術の伝承

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東京や大阪などの大都市において、私たちが毎日快適に暮らすことができるのは、地下鉄など充実した公共交通機関のおかげです。しかし、世界に目を向けてみると、このように恵まれている都市は少なく、不自由な生活を強いられている都市が大半を占めています。私たち技術者は、日本で培った豊富な地下鉄建設に関する経験を海外に惜しみなく展開することで、相手国の経済発展を促すとともに、技術交流を通した両国関係の向上に努めています。

 

 

 

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       ハウラー橋                  ビクトリア記念堂  

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インドの道を走る車には、サイドミラーが付いていないことをご存じでしょうか?また、道路に車線が引かれていないのは何故なのでしょうか?

経済成長に伴って車の保有率が飛躍的に伸びているインドでは、渋滞が深刻な社会問題となっており、道路上に少しでも多くの車を詰め込むため、このような対策がとられているのです。

特に朝夕の路上は戦争状態と言っても過言ではなく、大音量のクラクションが街中に飛び交っています。人々が通勤で消耗する気力や体力、無駄な燃料消費や大気汚染、事故などによる経済的損失が、都市の発展を大きく妨げていることは間違いありません。

 

 

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コルカタ(旧称カルカッタ)は、インド東部に位置する西ベンガル州の州都であり、19世紀後半から20世紀初頭にはイギリス領インド帝国の拠点として栄えた由緒ある街です。2011年の近郊を含む都市圏人口は1,583万人で世界第13位、インドでの中でははデリーとムンバイに次ぐ第3位の街です。

インドにおける地下鉄発祥の地としても知られており、現鉄道大臣のママタ・バネルジー氏の地元でもあることから、鉄道再生の発信源として注目を集めています。 

コルカタの特徴は何と言っても人や車でごった返す街の喧騒。ここはインドの縮図とも呼ばれており、毎年多くの観光客がインドらしさを求めてこの地へやってきます。行き交う人々は皆エネルギーに満ち溢れており、道路は常に満員のバスやタクシーで埋め尽くされ、クラクションや怒号が鳴りやむことはありません。

コルカタでは、慢性的な交通渋滞を緩和するため、フライオーバー(道路高架橋)の建設工事が至る所で進められています。しかし、渋滞を解消するためには、車の利用者を大幅に減らさなければなりません。

コルカタにはインド初の地下鉄として1984年に開業した南北線があり、多くの人に利用されています。インド政府は、交通ネットワークの拡充による地下鉄の利用促進を図るため、東西線の建設プロジェクトを決定しました。

 

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地下鉄の建設は、土木の他に機械・電気・情報などの高度な技術が求められる巨大プロジェクトです。大規模な地下工事の実績が乏しいコルカタの地でプロジェクトを成功させるために、世界各国から百戦練磨の技術者が集められました。主に設計・施工管理として現地の建設会社と協力して事業を進めています。

 

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地下鉄東西線は、市街地中心部を通る地下区間と市街地郊外を通る高架区間で構成されています。工事は先ず高架区間から着手されましたが、地下区間も埋設物などの移設作業を終え、着々と工事が進められています。

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    地下区間の建設状況            高架駅舎の建設状況         建設が進む高架区間の様子

八千代エンジニヤリングは、平成21年より工事発注や設計・施工の監理を行うゼネラルコンサルタントとして本プロジェクトに参画しています。平成27年予定のコルカタ地下鉄東西線の全線開業に向けて、今後も技術支援を継続していきます。

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