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八千代エンジニヤリングが毎月お届けするちょっとイイ話

熊本地震に学ぶ 土木技術者が試されるとき

  • 道路・鉄道

熊本地震では断層周辺の被害が著しく、地域の方の様子や被災状況を目の当たりにして、「土木技術者のあるべき姿」を思い描きましたので紹介させていただきます。

震災に学ぶ

津田光則,Tsuda mitsunori

近年、大規模自然災害が頻発しており、我々土木技術者が「先人の知恵に学ぶ」という真摯さを取り戻し、考え直さなければならない時がきたという「危機感」や「思い」を綴ります。

  







阿蘇地域の被災状況

すでに報道されているように、平成28年4月16日未明に発生した本震などにより、布田川断層周辺の道路や鉄道などのインフラ、家屋や旅館、観光施設などが被災し、阿蘇地域の方の日常生活や熊本県の観光などに大打撃を与えました。この断層周辺の国道57号や阿蘇大橋落橋など、地域の主要な道路が寸断されました。また、観光列車として有名な南阿蘇鉄道も被災し、通勤や通学の車が狭く急勾配の周辺道路へ迂回せざるを得ない状況になりました。

昭和初期に作られた南阿蘇鉄道の橋やトンネルも例外でなく、写真のような状況になっています。

写真①
写真②
写真③

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阿蘇地域の幹線道路の寸断や南阿蘇鉄道の不通で、車が走りにくい周辺道路へ迂回して大渋滞になり、事故も頻発しています。地域の方は毎日続く日常の不便さや朝夕の大渋滞に疲れはて、事故が原因で喧嘩になるなど、疲労困ぱいされている様子を目の当たりにしました。

また、落橋した阿蘇大橋には導水管が添加されていたため、立野地区は給水が途絶え長い間断水を強いられていました。

写真③

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地域の方のご苦労を目の当たりにし、我々の最も身近な「社会貢献」とは何であるのか、また、「どうあるべきなのか」を考えざるを得ませんでした。真の社会貢献とは早急な復旧はもちろんのこと、想定されるすべてのリスクを把握し、最良な方法で計画や設計を行うことだと考えます。しかし、熊本地震を経験させていただき、土木技術者としの役割や使命を全うできていないと感じました。私自身土木技術失格だと思い知らされました。

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東日本大震災の時にある土木技術者が「我々土木技術者は未曾有という言葉を使ってはならない」という言葉を残されています。当時も感銘を受け、自らを律してきたつもりでしたが、日々の多忙さについつい忘れがちになっていました。

近年、日本で頻発している地震や豪雨に対してリスクを十分に把握した自然災害に強い計画や設計が重要で、『机上での計画や設計はあり得ない』を当たり前にした意識の向上が必要であると痛感させられました。

我々土木技術者が「先人の知恵に学ぶ」という真摯さを取り戻し、考え直さなければならない時がきていると思います。「いかにすれば自然災害に強い土木構造物を計画・設計できるか」を土木技術者全員で真摯に考え直す必要があると感じた経験になりました。

 

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