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  4. H26伊丹排水機場・樋管予備設計(関東地方整備局 局長表彰業務)

河川

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はじめに(共通項目)

業務目的

本業務は、小貝川左岸6.0k~6.2k付近(茨城県つくばみらい市伊丹地先)にある、伊丹排水機場(写真1参照)の老朽化(設置後59年経過)に伴う改築のため、排水機場(※1)及び排水樋管(※2)の予備設計を行い、配置計画の検討を実施した業務です。発注機関及び概要等を以下に整理します。

  • ●発注機関:国土交通省 関東地方整備局 下館河川事務所
  • ●対応部署:東北支店 河川・水工部、大阪支店 河川・水工部、総合事業本部 河川部・機電部、技術推進本部 情報技術部
  • ●流域面積:45.63km2、(つくばみらい市、常総市)
  • ●計画排水量:40m3/s(確率規模1/10)
  • ●過去最大浸水被害実績:昭和61年 浸水面積730ha、床上浸水82戸、床下浸水307戸

本業務の課題と検討結果の整理

検討課題を踏まえた配置位置の比較検討

伊丹排水機場周辺部は市街地であり家屋が近接していることから、本業務では新設排水機場を設置する配置位置を設定することが重要な課題でした。
このため、既存排水機場の周辺部において、新設排水機場設置可能な区域の抽出と、概略配置図を作成するとともに、①周辺環境への影響、②施工性、③維持管理面、④経済性、等の観点(配慮事項を以下に整理します)から比較検討を実施し、現在田畑として利用され周辺に家屋が少ない、小貝川左岸6.3k付近設置案を採用することとしました。

  • ●周辺環境への影響:新設排水機場設置により周辺の家屋に対する影響(騒音・振動等)に配慮。
  • ●施工性:新設排水機場の施工時への周辺家屋への影響(騒音・振動)に配慮。
  • ●維持管理面:新設排水機場設置に伴い、対象となる維持管理対象施設の増減を考慮。
  • ●経済性:各案における、整備に必要となる用地買収費を含めた概算工事費の算出による比較。
図1 新設伊丹排水機場外観イメージ図

建屋形式の比較を含めた景観検討

本業務では、新排水機場を設置した場合の景観を確認するため、CIM(※3)を用いたCG画像の作成を行いまいた。このモデル用いることで、様々な位置での鳥瞰が可能となり、周辺家屋への日照等の影響を確認及び、上屋形状の比較検討も実施し、日照の影響が少ない平屋根形式の上屋を選定しました(図1参照)。

ポンプ型式の比較検討

新規排水機場に設置するポンプ型式については、①横軸軸流ポンプ、②横軸斜流ポンプ、③立軸軸流ポンプ、④立軸斜流ポンプ、⑤チューブラポンプの5種類の型式から、以下に整理する比較項目について比較検討を行い、立軸斜流ポンプを採用することとしました。①始動操作性⇒始動操作までの時間等を考慮、②維持管理性⇒維持管理の容易性を考慮、③設置面積⇒狭い方が用地が狭くなる、④吸込性能⇒ポンプ運転により土木躯体に影響を及ぼすか考慮。

※1:排水機場:流域の浸水被害を軽減するため、支川の水をポンプで強制的に本川へ吐出す施設。
※2:排水樋管:排水機場からの排水を吐出すために、河川堤防を貫通して設置される河川構造物。
※3:CIM:3次元の構造物モデルを作成・可視化し、誰にでもわかりやすく表現する工法。

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