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砂防

砂防施設の長寿命化

はじめに

背景

土石流、がけ崩れ、地すべりなどの土砂災害を防ぐ砂防施設は、安全・安心な社会を維持していく上で重要な役割を担っており、その働きを継続して発揮させる必要があります。砂防施設の数は全国で数万基とも言われており、建設後数十年を経過した古い施設も多いことから、砂防施設の長寿命化が求められています。

長寿命化計画とは

長寿命化計画とは、既存砂防施設の働きを長期にわたり維持・確保するための、調査、点検、管理、評価、補修・改築等を行うため方法、時期、予算等を具体的に定めるものです。ここでは、計画を作成する際の基本的な内容について説明したいと思います。

調査・点検および計画の検討

変状調査の一例

変状の調査

砂防施設は建設後の年数の経過に伴い、ひび割れ、摩耗、剥離・破損、洗掘等の様々な変状が発生します。このため、計画の作成にあたっては、まず現状の施設が置かれた変状の程度を現地調査により把握します。

砂防施設の点検

既存砂防施設の働きを長期にわたり維持・確保するため、定期的な点検、大きな洪水や地震直後の緊急的な点検を行います。点検結果は、効率的な維持・管理を行うため、GIS等によるデーターベース化を行います。

健全度の評価

砂防施設に発生している変状が、土砂の流出防止や斜面の安定化といった施設の働きを低下させていないかについて、施設の安全性等の観点から健全度を総合的に評価し、「対策の必要な施設」、「継続した観察が必要な施設」、「対策が不要な施設」に区分します。

対策工法比較の一例

年次計画の作成

対策工の計画された施設について、どの施設から対策を行うかを計画するため、整備の優先度を設定します。優先度は、施設の持つ働きの重要性、対策の緊急性等を総合的に判断して設定します。対策の実施は、長期間に及ぶため予算を考慮して毎年行う対策の内容、予算配分を計画します。

対策工の詳細設計

詳細調査

対策工を実施するため、施設の変状の程度をより詳細に把握する調査を行います。調査は、変状の種類に応じて、施設全体の変状を可視化する弾性波探査やコンクリートコアの採取、観察、強度試験などの方法を選定して行います。

弾性波探査の一例,コア観察の一例

対策工の設計

施設の詳細調査結果等をもとに、対策工の安定計算、設計図面作成、工事数量の算出等の詳細な設計を行います。

対策工法比較の一例
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