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造成

造成
石巻市新門脇地区 震災復興事業
"造成"という言葉、道路・橋などと違い、普段聞きなれない言葉ですね。
造成とは、戸建住宅団地、工業・商業団地、公園など様々な土地利用計画に基づき、面整備を行う際の土地(建物を除く基盤)を造ることを行います。
その土地の中には、道路、上下水道などライフライン設備、洪水調節池など様々なインフラ施設が複合して成り立つものであるため、各専門技術者と協力し、総合的技術力・マネジメント力が重要となる分野です。

サービス内容

造成設計は、土地利用に応じて、戸建住宅団地造成、工業・商業団地造成、公園造成などに分類されます。造成設計の流れ、造成設計全体の主なポイント、土地利用分類に応じた設計のポイントを以下に記載します。

造成設計の流れ

造成設計は、広範囲の面整備であり、"まち"を構成する各種インフラ施設を複合的に計画する必要があるため、①概略設計→②基本設計→③実施設計の段階により、①事業実現性検討→②具体的課題解決を図った計画の策定→③工事に必要となる設計・施工計画・積算および開発許可申請等各種申請を行います。

造成設計全体の主なポイント

■土量バランス

道路単独であれば、現況地形に対して線的な設計になりますが、造成では、区域の骨格となる道路の配置、面的な造成土工、造成前後の雨水流域面積を変えないなど、複合的な条件をクリアし、土量バランスを図ることがポイントとなります。土量バランスが図られない場合は、他事業との事業調整(受け入れ、受渡しの土量、時期など)が発生すること、ダンプトラック運搬による周辺環境・交通への負荷が大きな課題となります。

■洪水調節(整)池の計画

地形改変を広範囲に行うことから、土地の保水能力が低下し、降雨による表面排水量が増加する傾向となります。一定規模以上の造成においては、洪水リスクを低減させるために洪水調節(整)池が整備されることになりますが、防災安全性、事業費に占める割合が比較的大きいことから重要な施設となります。造成前後の雨水流域面積を変えないことが基本となるため、造成前の沢地形に対する配置、ダム式・掘り込み式など地形に応じた構造形式を適切に計画することがポイントとなります。 注)一般的に"洪水調節池"は、恒久施設としての計画降雨強度に対する施設、"洪水調整池"は、暫定施設としての計画降雨強度(下流河川が将来改修される見込みとした一定期間の計画降雨強度)に対する施設として名称を使い分けています。

土地利用分類に応じた設計のポイント

■戸建住宅団地造成

1宅地当たりの敷地面積が細分化されるため、幹線道路、補助幹線道路に接続する区画道路の配置、宅地の出入口を踏まえた道路、隣接する宅地との高低差の処理(法面、擁壁配置)、各宅地へのライフライン接続位置などがポイントとなります。

■工業・商業団地造成

企業が求める敷地面積の需要は様々ですが、設計時期に業種は想定されていても具体的企業が未定の場合もあるため、敷地を分割・統合できるような整地形状を計画することがポイントとなります。

■公園造成

公園造成においては、ランドスケープデザインを反映した起伏を造ること、運動公園など比較的平坦な整地の場合は、下水道施設と流末接続高に配慮した設計がポイントとなります。また、公園では洪水調節(整)池に親水機能を持たせた整備とする場合もあります。

造成分野サービス内容キーワード

  • ●戸建住宅団地造成
  • ●工業・商業団地造成
  • ●公園造成
  • ●震災復興・宅地嵩上げ造成
  • ●市街地再開発
  • ●病院等個別施設敷地造成
  • ●幹線・補助幹線・区画道路
  • ●洪水調節(整)池
  • ●開発許可申請
技術担当社員から
総合事業本部 道路・交通部 吉谷 和之
総合事業本部
道路・交通部
吉谷 和之

土地・まちを造るということ

人間が生活するために、土地を造り、その上にまちを造ります。日本は、人口減少社会に突入してきている時代で、もう新たに土地・まちを造る必要はないのでは?と思ってしまいますが、近年の地震・豪雨災害による高台移転、市街地再開発など、より安全・安心に生活するための土地・まち造りは、これからも必要な土木技術となります。また、造成は広範囲の地形改変を行うため、人間が生活することばかりを優先することではなく、環境にも十分配慮した計画が重要です。安全・安心の生活、環境との共存をかなえることを目指した、土地・まち造りをこれからも行っていきます。

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