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環境への取り組み

限りある資源を次の世代に引き継ぐため、地域特性を活かした環境保全業務を行っています。また、それらの活動を広め、環境意識向上への取り組みも重要と考え推進しています。

八王子市水循環基本計画を策定

  • 八王子市水循環基本計画を策定

八王子市では、2010年に水循環計画を策定し、雨水浸透の推進、水辺づくり、水や水辺をテーマとした地域づくり、 豪雨対策等の施策を進めています。当初の計画策定から10年が経過し、これまで実施してきた取り組みを評価する とともに、現在の八王子市を取り巻く水環境を踏まえ、水循環計画(第二次)を策定することとなりました。
当社では、八王子市を取り巻く地形・地質的な特性を整理し、近年の土地利用と気象 条件から八王子市全域の水収支解析を行う等、水循環計画策定以降の八王子市の取り 組みを、客観的かつ自然科学的な視点で評価・レビューしました。さらに、その結果をわ かりやすく表現し、同市の水循環計画改定を支援しました。

担当社員のコメント

地質・地盤部R.SASAKI

八王子市の担当者の想いになんとか応えたい一心で取り組みました。今後も他の地域で水循 環の支援を行うことで継続可能な水環境構築に貢献したいです。

プラスチックごみの研究

  • プラスチックごみの研究

当社ではプラスチックごみに関する研究を行っています。プラスチックごみの流入に よる海洋環境への影響が懸念されていますが、具体的にどの地域からどの程度のプラス チックごみが排出されているかについては、不明な点が多いのが現状です。そこで、70 河川・90地点を対象に測定を行ってきたマイクロプラスチックの実態調査結果を用いて、 流域特性との関係性を調べました。
次に、既往研究より、マイクロプラスチック濃度の相関性を整理し、水収支解析に基づ く流出量を算定する事により、プラスチック排出量マップを作成しました。その結果、日本 の陸域から海洋に排出されるプラスチックごみの総量は年間210から4776トンと推定され ました。また、右図に示すように、東京や大阪、名古屋等、人口の多い都市部でのプラス チック排出量が高いことが明らかになりました。本研究は、海洋に排出されるプラスチッ クの総量だけでなく、個々の流域や行政区域の地域的な特性についても示したという点で、 今後プラスチック問題に対応していくためにも、非常に有効なツールになると考えています。

担当社員のコメント

第一開発室T.YOSHIDA

世界のプラごみ問題解決のために、社会貢献していきたいです。