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工場に眠っている未利用エネルギーの活用を提案
実績

エネルギー消費に伴う
電気代・CO₂排出量の大幅な削減を

工場に眠っている
未利用エネルギーの活用を提案

# 企業のお客様 # 国内 # エネルギー・マネジメント

利用価値のあるエネルギー資源

日本では、事業活動に伴い多くのエネルギーが消費されており、特に日常生活に不可欠な製品を製造する工場では、空調や温水製造などに膨大なエネルギーが消費されています。本プロジェクトでは、エネルギー消費量が大きい某工場において、未利用でありながら利用価値のあるエネルギー資源を活用し、工場の省エネルギー化に貢献することを目指した検討を行いました。
活用を検討したエネルギー資源は「地中熱」と「排熱」です。

1.地中熱
地表から深さ10m以深に存在し、地中そのものや地下水が持つ熱のことで、年間を通して温度が安定しています。基本的に外気に対し、夏期は冷たく冬期は暖かい性質を持っています。この温度差を空調や給湯、融雪などに利用するのが「地中熱利用」です。

2.排熱
工場の製造工程で排出される、比較的温度の高い水(温排水)などです。外気に対して高温であるため、その温度差を空-調や給湯、融雪に利用することができるのが「排熱利用」です。

  • 工場の室内機:空調などによって膨大なエネルギーが消費されている

  • 温排水を利用するための熱源機

利用可能なエネルギー資源を賢く使う

地中熱利用については、工場内にある休止中の井戸を熱源として活用すると仮定し、工場内の空調の一部を地中熱で代替する方式を検討しました。工場で消費されているエネルギー量を推計した上で、地下水の状態(揚水量、水温、水質など)を踏まえた地中熱利用システムの導入方式を決定し、導入に伴うエネルギー消費量(ポンプ動力、熱源機の消費電力など)を推計。また、既存システムや空気熱源の従来システムと比較し、導入後のエネルギー消費削減に伴うランニングコストとCO₂排出量の削減効果を算出し、費用対効果を提示しました。
排熱利用については、工場内の温排水を熱源として活用し、工場の融雪や空調に必要な熱の一部を代替する方式と、周辺施設へ熱を供給して利用を促進する方式を検討しました。工場内と周辺施設の熱需要量から、熱損失も加味した上で排熱利用システムによって代替可能なエネルギー量を推計。また、地中熱利用の場合と同様に、導入後のエネルギー消費量の削減に伴うランニングコストとCO₂排出量の削減効果を算出し、費用対効果を提示しました。

このように、身近な場所にも、まだ活用されていないエネルギー資源が眠っています。これらを賢く使うことができれば、施設のエネルギーコストやCO₂排出量の削減につながります。

  • 工場で排水される温排水をエネルギーとして利用する

プロジェクト詳細

    業務名 :工場における未利用エネルギーの利用可能性調査
    発注者名:民間企業