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コスト縮減を実現した包括委託事業導入の支援とその効果
実績

最後の楽園「宮古島」の道路を守る

コスト縮減を実現した
包括委託事業導入の支援とその効果

# 官公庁のお客様 # 国内 # 維持管理 # インフラマネジメント # 道路・交通計画 # 調査・点検・補修

4年間にわたり事業を支援

沖縄県では、これまで職員で実施してきた維持管理を民間事業者に委託する方針となりました。包括的民間委託に着目し、魅力ある維持管理業務とするために宮古島の気候特性や地域特性、事業者の特性等、地域の実情を踏まえて事業手法を検討しました。結果として、普段別々に発注される道路パトロールや落下物の回収、舗装の簡易な修繕、除草・剪定、清掃作業等をすべてまとめて1つの業務として発注する道路管理の事業のサポートが2019年から開始され、地元企業による共同企業体が受託しました。
その後、2年にわたりモニタリング業務を実施し、包括維持管理を実施する中で生じていた想定外の課題を洗い出し、その改善策を提案、業務に反映して改善を図ってきました。現在3年目の業務が実施中ですが、徐々に良い効果が表れてきていると考えています。このプロジェクトは効果を検証し、改善を図りながら事業を進めている国内でも貴重な事例です。今後も、先進事例として他の自治体への参考となるよう、また事業の更なる発展に向けて支援をしていきたいと考えています。

【住民の満足度も向上!】

事業開始後2年目(包括委託開始から1年が経過した段階)において、道路利用者である宮古島の住民に包括委託開始前後における維持管理の状況について、アンケート調査を実施しました。包括委託の導入前に比べ導入後の維持管理が良くなったと答えた方は、悪くなったと答えた方の約2倍、対応の迅速性については、良くなったと答えた方は、悪くなったと答えた方の約3倍という結果となりました。このことから、包括委託の導入により住民の道路の維持管理に関する満足度は向上していると考えられ、道路のサービスレベルが改善されている事が認められました。


※2021年9月時点の情報です。

  • 包括委託開始後の道路の管理状況

  • 包括委託開始後の対応の迅速性

プロジェクト詳細

    業務名 :R02宮古土木事務所管内包括維持管理効果検証業務 他
    発注者名:沖縄県土木建築部道路管理課