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クラウドサービス「i-MASTER」を活用した舗装管理の始動
実績

玉名市舗装長寿命化修繕計画をICTで支援する

クラウドサービス「i-MASTER」を活用した舗装管理の始動

# 官公庁のお客様 # 国内 # 維持管理 # インフラマネジメント # ICT # i-MASTER

舗装の計画的管理に向けてICTを実装せよ

市町村等が管理する道路は膨大であり、測定車を用いた路面性状調査による定量的な状態把握は、一般に幹線道路等の一部の路線のみに留まっています。そのため、管理する路線の大半は、適切な状態把握や計画的な管理は進んでいません。一方で、国の舗装点検要領では、道路特性に応じたメリハリのあるメンテナンスサイクルの考え方が示され、生活道路等については、巡視の機会を通じた状態把握などを認めています。
熊本県玉名市では、生活道路等が大半を占める中、技術系職員の不足、日常管理における記録・情報の不足、計画する修繕個所と住民からの要望との乖離、予算投下がますます増加傾向にあることなど、舗装管理の実態として様々な課題を抱えていました。そのため住民目線を踏まえた、より実効性のある個別施設計画の策定が急務でした。そこで、日常管理・点検等を支援する当社のクラウドサービス「i-MASTER」を舗装管理現場に導入することにより、玉名市職員の維持管理業務の効率化等を提案するとともに、「i-MASTER」を活用した舗装の個別施設計画の策定を支援しました。

  • 道路の舗装の状態把握は膨大な労力が必要。

舗装管理の新たな解
「i-MASTER」による
メンテナンスサイクルの基盤整備

「i-MASTER」の強みは日々の維持管理上の情報が“一元的にデータ化”されデータが“組織の情報資産”として共有されることです。
この性質を最大限に生かし、玉名市では、舗装管理者が「i-MASTER」を使用し、道路パトロールや住民からの苦情や要望への記録を行うことで、効率化と情報のデータ化を図り、メンテナンスサイクルのボトムアップという改善のアプローチを採りました。 さらに、「i-MASTER」に補修や住民立会等の履歴を蓄積することで、住民目線も含めた総合的な修繕候補の抽出や優先順位付けの判断を行う方針・体制としました。
そして現場作業の省力化による生産性向上を図ることで、限られた人員・時間等の中での維持管理業務の徹底、並びに修繕判断や詳細検討などに人的資源を充てることが可能となり、持続的な管理体制が構築されました。
今後は、「i-MASTER」等を活用した舗装管理により、メンテナンスサイクルの定着と、蓄積されたデータのフィードバック、他の関連する記録・技術等との連携により、玉名市に即したあるべき維持管理体制へと成熟していくことが期待できます。

  • 「i-MASTER」の管理画面のイメージ

プロジェクト詳細

    業務名 :i-MASTERを活用した玉名市舗装個別施設計画策定支援業務委託
    発注者名:熊本県玉名市

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