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定期的な点検と適切な設備診断で信頼性を確保する
実績

機械設備の故障時期を追え!

定期的な点検と適切な設備診断で
信頼性を確保する

# 官公庁のお客様 # 国内 # 機械・電気 # 機械設備 # 維持管理

ポンプ設備やゲート設備の老朽化対策

ポンプ設備やゲート設備などの機械設備は、洪水などの水害から地域を守るため、高度経済成長期に急速に建設されました。現在では多くの設備が建設から40年を超え、老朽化が懸念されています。この老朽化する設備の信頼性を確保しつつ、維持管理費の縮減を図るため、効果的・効率的な維持管理手法の考案が求められています。
従来、ポンプ設備やゲート設備の機器・部品の整備・更新は、一定の経過年数を周期として行われてきました。しかし、信頼性を確保するため全設備の整備・更新を一定周期で行うには膨大な費用が必要となる上、設備による重要度や機器ごとの使用頻度・設置環境・劣化スピードなどが異なるため、設備・機器ごとに点検や診断の結果に応じた劣化状態を評価し、効率的・効果的な補修・整備・更新を行う必要があります。
このように状態を監視しながら保全を行う「状態監視保全」は、機械設備の劣化状態を評価する精密診断手法の確立が重要になっています。
当社では、日々の点検結果のデータ解析や精密診断の結果から、機械設備の不具合発生や機能低下などの故障時期を予測する方法を検討しました。

  • ポンプ設備例1

  • ポンプ設備例2

定期的な点検と
適切な設備診断の重要性

主にポンプ設備、ゲート設備における状態監視を行うための診断手法には、傾向管理手法・振動法・潤滑油分析・工業用内視鏡による診断など、さまざまな方法があります。今回はそのうちの一例を以下に説明します。

◎傾向管理手法
機械設備の代表的な診断手法として、工場設備の生産技術やメンテナンス技術などで多く用いられるのが「傾向管理手法」です。これは、定期的な点検で得られる計測結果や状況を時系列で整理し、経年的な変化を管理することで、設備・機器などの劣化状態や劣化傾向を把握する手法です。傾向管理手法を用いることで、早期に補修・整備・更新すべき機器の選定や故障発生時期の予測が可能になります。しかし、機械設備によっては、工場設備のように長時間・頻繁には稼働しない設備もあります。
河川管理施設のゲート設備やポンプ設備のような長時間稼働しない設備に対して、傾向管理手法の適用は有効性が不明でしたが、近年では解析事例も発表されています。今後、傾向管理手法の取り組みを広げ、多くの設備の計測データが蓄積・解析されることで、故障発生時期の予測などについて、精度が向上すると考えられます。
ゲート設備やポンプ設備は、運転頻度こそ少ないですが、いざ機能を発揮する場合には確実な運転が求められる設備であり、このような待機系の機械設備には、定期的な点検と適切な設備診断を行うことが、信頼性を確保する上で重要です。
機械設備診断技術は、民間の生産技術やメンテナンス技術を中心に日々進歩を続けています。前述の診断手法は、ポンプ設備やゲート設備に対する取り組みが始まったばかりであり、現在はその効果に関する検証が行われている段階です。
今後も新たな診断手法を取り入れるとともに、継続して機械設備診断・点検を続け、データや知見の蓄積を行うことで、AIの活用や機械設備診断の進歩、信頼性確保技術の高度化が期待できます。




※2020年1月時点の情報です。

  • 傾向管理グラフ例1

  • 傾向管理グラフ例2

  • 傾向管理グラフ例3

プロジェクト詳細

    業務名 :H28機械設備の新たな傾向管理手法の検討業務
    発注者名:国土交通省 関東地方整備局 関東技術事務所