住民・地域の防災行動計画を支援
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住民・地域の防災行動計画を支援
災害発生後、「こんな災害は、生まれて初めて」、「ハザードマップは見たことがない」といった被災者の声が報道されることが少なくありません。また、避難情報が発表されてから避難を始めたり、情報が発表されても避難せず「消防や自衛隊に助けてもらえる」と過信したりする住民も、残念ながら少なくないのが現状です。そうした低い危機管理意識から、“自分の命を行政に預ける”という依存体質からの脱却が求められています。
鳥取県倉吉市を通る天神川水系の河川は勾配が急で水位上昇が速く、倉吉市の市街地は河川の合流点付近にあるため、水害リスクが高いことから、大雨時には迅速な避難判断が必要となります。そのため、倉吉市では地域主体による「防災福祉(支え愛)マップづくり」が行われており、その活動を土台とし、「逃げ遅れゼロ」を目指すための新たな「水害ハザードマップ」の提供が必要とされていました。
当社では、住民が命を守るための3つのポイント、
1.どこが危険かを知る
2.どこに避難すればよいかを知る
3.いつ避難すればよいかを知る
がわかりやすく伝わる構成とし、住民が自ら考え、手を動かしながら作成する自身の避難行動計画「マイ・タイムライン」のためのハザードマップの作成支援と、地域の防災リーダーとの意見交換会およびハザードマップ説明会を支援しました。
ハザードマップ表紙
マイ・タイムライン(裏表紙)
本プロジェクトでは、自主防災組織や地区防災リーダーの意見を踏まえたハザードマップを作成し、それを活用して防災リーダーが地域住民と「マイ・タイムライン」を作成しました。私たちの役割の一つが、支援資料となる「解説書」の作成です。「解説書」には、ハザードマップの記載目的や、住民への説明ポイントなどを記載しました。また、完成後に行う自主防災組織や地区防災リーダー向け「ハザードマップ説明会」の説明内容も記載しました。そして、住民一人一人が自己学習できるようにホームページにも掲載し、理解促進を図りました。
「ハザードマップ」は地図面と防災情報の学習面からなる約70ページの冊子形式とし、各地域の氾濫危険箇所、土砂災害危険箇所、避難所などを、高齢者にもわかりやすい縮尺で表示しました。学習面は文字情報が多く、読まない住民もいることを想定し、見開きページの右上に2行程度の「各ページのポイント」を記載しました。また、学習面で命を守る3つのポイントを理解し、自己学習するための「やってみよう!」の欄を設けることで、最終ページの「マイ・タイムライン」が完成する構成としました。
マイ・タイムラインは、各家庭での活用のほか、学校での防災教育や公民館などでのワークショップでも活用され、住民一人一人の避難力向上が図られるものと期待されています。
※2021年9月時点の情報です。
「解説書」(天神川水系の特徴を知る)
「解説書」やってみよう!
(避難先と避難経路を決める)(避難に必要な時間を確認する)
プロジェクト詳細