実績
直轄石川海岸の
効果的・効率的な養浜計画
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効果的・効率的な養浜計画
石川海岸は、厳しい冬季風浪により著しい海岸侵食を受けた結果、砂浜の消失により海岸護岸の被災が頻発していました。
小松工区は、先行して整備された沖合施設の波浪制御により海岸護岸の被災は抑止されましたが、未だ砂浜の回復にまでは至っていません。海岸護岸には波浪が直接的に作用するため、越波浸水を未然に防止できる砂浜の早期創出が課題となっていました。
沖合施設が未整備だと海岸護岸が被災してしまう
この課題に対して、より効果的・効率的な養浜計画の提案が求められていました。
私たちは、この要求に応えるためには最適となる養浜材(露岩もしくは侵食傾向にある海岸線に砂を寄せて砂浜を造成するための材料)の「質」と「量」を検討する必要があると考えました。そこで、これまでに試験的に投入された養浜材をUAV(ドローン)で追跡し、養浜材の安定性と、調達性や経済性にも優れている等「質」を調査しました。そして、将来的に必要な砂浜幅を達成できる養浜材の「量」を予測し、効率的に養浜計画が達成できる検討を行いました。
今後も更なる効果的・効率的な養浜計画を検討し、砂浜の早期回復に貢献したいと考えます。
最適な養浜材の検討を行った
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