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多島美あふれる瀬戸内海国立公園に架かる備前♡日生大橋
実績

島民悲願の本土とつながる橋の実現

多島美あふれる
瀬戸内海国立公園に
備前♡日生大橋

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島民が待ち望んだ
本土とつながる橋の設計

2015年4月に開通した「備前♡日生大橋」。「ハート」マークには、架橋事業への熱い想いが込められ、一般公募によりこの名称に決定されました。橋の正式名称に「ハート」が付くのは、国内で初めてとのことです。
「備前♡日生大橋」は、離島振興事業の一環である市道日生頭島線新設事業のうち、岡山県備前市(本州)と日生諸島鹿久居島を結ぶ海上765mの区間に架けられました。
この橋の完成により、先に完成していた頭島大橋を介して本州と陸続きとなり、それまで待ち時間を含め連絡船で約70分を要していた往復は、車で約10分に短縮。天候に左右されず本土と往来できるこの橋の完成は、1987年から頭島全世帯が毎月500円/戸を「架橋貯金」として積み立ててきた、まさに島民悲願の実現となりました。
本橋では、2006年度の橋梁予備設計から詳細設計、そして5年間の施工期間を経て完成。2014年度にはPC工学会賞(作品部門)」を受賞しました。

  • 主塔からのケーブルを張り渡しながら張出し架設

  • ランドマークとなる主塔は圧迫感を与えない設計

多島美と調和する橋梁計画と
維持管理性・耐久性に優れた構造

架橋地は瀬戸内海国立公園内に位置し、橋梁形式の選定では、観光資源としてのランドマーク性に加え、遠近に連なる島々からなる多島美との調和が求められました。橋梁形式は、航路部のみにエクストラドーズド形式を採用してシンボル性を持たせるとともに、主塔の高さは島々とのバランスを考慮し、スカイライン以下に計画。また、主塔の形状は頂部に向け細くなる形とすることで空へ伸びるシンボリックなイメージを強調し、上方に広げることで橋上の開放感を演出しました。最終的な橋梁形式は、学識経験者を中心とした「日生大橋(仮称)景観・形式検討委員会」で審議・決定されました。
本橋は海上橋であり、「道路橋示方書Ⅲ編」に規定される塩害対策区分Sに該当することから、各部位に対し塩害対策を施し、耐久性の高い構造としました。主桁および主塔のコンクリートは、緻密化による耐久性向上を目指し、高強度コンクリートσck=50N/mm²を採用。鉄筋は、鋼管矢板基礎の頂版を除き、全てエポキシ樹脂塗装鉄筋としました。斜材ケーブルは多重防錆タイプの工場製作ケーブル、桁内外のケーブルはエポキシ樹脂塗装PC鋼より線を採用しました。




※2019年11月時点の情報です。

  • 主塔を外側に向けて配置し解放感を演出

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