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市有地を最大限活用した駅直結の職と住と遊の複合施設
実績

流山おおたかの森駅前市有地活用事業

市有地を最大限活用した
駅直結の職と住と遊の複合施設

# 官公庁のお客様 # 国内 # マネジメント # PPP/PFI

職と住と遊の複合的な
都市機能を備えた新拠点作り

流山市では、平成17年(2005年)8月に市民待望の都心直結鉄道となる「つくばエクスプレス」が開業したことにより、秋葉原駅と流山おおたかの森駅が25分で結ばれ、交通利便性が飛躍的に向上しました。
流山おおたかの森駅周辺は、土地区画整理事業(流山都市計画事業新市街地地区一体型特定土地区画整理事業)が平成28年度(2016年)末の換地処分を目途に進められており、大宮と船橋を結ぶ東武アーバンパークラインと相互乗換えができる高い交通利便性を活かし、東葛飾北部地域の結節点として新拠点づくりが求められていました。具体的には、流山市のシンボル的な拠点として、周辺の自然と調和した環境の中で商業・業務・文化・行政機能を備え、人々やビジネスの交流が活発に行われる職と住と遊の複合的な都市が求められていました。
そこで流山市は、平成23年(2011年)11月に駅前の市有地(約1ha)を有効活用する「流山おおたかの森駅前市有地活用基本方針」を策定し、「定期借地権方式」や「等価交換+定期借地権方式」を活用し、市の財政負担にも配慮していくこと等を盛り込みました。市はこの方針に沿って、魅力的な都市空間を整備する最適な民間事業者を募集することとしました。
当社は、本プロジェクトにおいて、事業スキームの検討や民間事業者の意見聴取・募集・選定・契約締結・設計モニタリングにかかる一連のプロセスをサポートしました。

  • 出典:「流山おおたかの森駅前市有地活用基本方針」

市の新拠点にふさわしい交流空間を形成

本プロジェクトの目的は、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅前の市有地に、音響に配慮した「多目的ホール(500席以上)」を始め、既存のおおたかの森出張所の機能を拡充した「(仮称)市民窓口センター」、「ホテル」、「集合住宅」、「商業・業務施設」からなる複合施設を民間事業で一体的に整備し、市の新拠点にふさわしい交流空間を形成することです。
事業化にあたっては、市の財政負担を発生させない事業スキームを、民間事業者との直接対話により確認しながら検討しました。その結果、「定期借地権方式」又は「等価交換方式+定期借地権方式」のいずれかを選択可能とし、民間参加意欲の少なかった宿泊施設と商業施設の誘致を実現化できる事業条件を構築し、平成27年(2015年)7月に事業公募を開始しました。 提案は3グループから受け、審査の結果「等価交換方式+定期借地権方式」の提案を行ったスターツグループ(代表企業:スターツコーポレーション株式会社、設計・建設企業:大成建設株式会社)が優先交渉権者として選定されました。
音楽主体の多目的ホールを含む公共施設及びホテル・商業施設(客室167室、バンケット、カフェ等)が駅直結で平成31年(2019年)4月にオープンし、その後も公共施設と等価交換が行われた土地に集合住宅(分譲192戸、賃貸49戸、保育園含む)も整備され、市民の文化活動や広域交流の拠点として賑わいが創出されています。



※2020年9月時点の情報です。

  • 出典:「流山おおたかの森駅前市有地活用事業 募集要項」

  • 市民窓口センター(出典:流山市ホームページ)

  • 音響に配慮した多目的ホール(出典:流山市ホームページ)

プロジェクト詳細

    業務名 :流山おおたかの森駅前市有地活用事業公募支援・設計モニタリング業務委託
    発注者名:千葉県流山市