住む人・働く人の力を結集した
街づくり活動
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住む人・働く人の力を結集した
街づくり活動
武蔵野市では、2017年度に策定した「三鷹駅北口街づくりビジョン」に基づき、三鷹駅北口にふさわしいにぎわいの創出に向け、既存の公開空地や道路空間などのパブリックスペースの活用を図るため、「三鷹駅北口街づくりラボ」(以下、三鷹ラボ)を設置し、その企画や運営支援を当社で実施しました。
三鷹ラボは地域の商店会・住民・企業の方々により構成(40名ほど)されています。2018年度に開催した5回の三鷹ラボでは、有識者を招いた勉強会や先進地の視察を行ったり、パブリックスペースを使った取組みについてワークショップ形式で考えたりしました。最終的に地域の企業の得意分野等を生かした9つのアイデアが提案され、「実現できそうな取組み」と「やってみたい取組み」に投票を行い、翌年度に実施する社会実験の企画案をまとめました。
地域のニーズを把握するため、三鷹ラボ参加者の協力を得て広くWEBアンケートを実施し、エリアの印象や利用者の過ごし方についても調査しました。また、毎回ニュースレターを作成し、各参加者に取組みを社内へ伝えていただくとともに、市のWEBページやFacebookで公開することで広く市民に向けた周知も行いました。
多くの企業や団体の方も三鷹の街づくりに参加
三鷹ラボには、街づくりの担い手として地域内の多様な企業・団体24団体が参画しました。「住民参加」のまちづくりは一般的に普及してきましたが、今回のように企業や地域団体などの新たな街づくりの担い手に着目した取り組みは他にはあまりありません。
【学習⇒アイデア構築⇒実践⇒検証】を繰り返すタクティカル・アーバニズムの考え方に倣い、他で先進的に取組んでいる有識者を招いた講演や、特区認定事業を受けた都内の先進事例の視察といった学びの機会を導入としながらも、各回で参加者に宿題(ワーク)を課し、各企業・団体等が独自に取り組む社会活動等の情報を活用してワークショップや意見交換を実施しました。このようなプロセスを経ることで、参加者の街づくり・地域貢献への意識が高まるとともに、地域内の企業や団体同士の連携や情報共有にもつながっていく有意義な場となりました。
翌年度に実施する社会実験の企画案の取りまとめでは、「道あそび」「マルシェ」「飲食イベント」の3つのテーマに沿って、企画を実施するための準備や役割分担、課題などについてワークショップ形式で話し合いました。
これらの取組を通じて、2019年9月にはパブリックスペースを活用した社会実験を行います。道路の通行止めを一部行い、地域のイベントとも連携しながら4日間の開催を予定しています。
社会実験の詳細はフェイスブック『三鷹駅北口パブリックスペース活用社会実験2019』に掲載されています。
既に取り組まれている「タワーズマルシェ@むさしの」の状況
プロジェクト詳細