復興計画の策定および復興事業の支援
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復興計画の策定および復興事業の支援
2018年9月、インドネシア国スラウェシ島北部を震源とするM7.5の地震が発生。この地震により、震源近くの中部スラウェシ州パル市、シギ県、ドンガラ県では、沿岸部では津波が、内陸部では液状化地すべりや土砂災害が発生し、2次災害でも大規模な土砂災害が起こるなど、住宅損壊約7万戸、重傷者1万人以上、死者・行方不明者数4,500人を超える大災害となりました。その他、橋梁、港湾施設、空港、給水施設、灌漑水路、病院や学校といった社会・経済インフラの損傷も顕著でした。
こうした甚大な被害状況を踏まえ、インドネシア政府からの支援要請に対し、日本政府は本復興計画策定および実施支援プロジェクトの立ち上げを決定しました。本プロジェクトには、災害復興に向けて、大きく以下の4つの活動が含まれ、幅広い活動が行われています。
また、各活動を円滑に進める上で調整を要する関係者は、インドネシアの関係省庁・地方政府、その他関係機関や他ドナー、住民など多岐にわたり、コンサルタントには各分野の専門知識のみならず、高度な交渉力や根気強いコミュニケーションが求められます。
地震により落橋した河口部の橋梁
過去に類を見ない液状化地すべりによる大規模な被害
市街地の中心部を流れるパル川の氾濫
インドネシアは日本と同様に地震が頻発する国であり、近年は防災を考慮した国土づくりが推進されています。本復興計画は、災害リスクを勘案した空間計画を策定し、復興まちづくりを進めていく方針であり、同国における先進的な事例となっています。
また、今回の災害にはいくつかの珍しい特徴がありました。まず、地震により海底の堆積土砂が崩れることで津波が発生しましたが、これは通常の断層地震による津波とは異なり、陸に非常に近い場所が発生源となるため、津波の到達時間が短く、避難時間が少ないという特徴がありました。さらに、内陸部では、山の土砂が長年にわたり堆積した扇状地で、世界でも類を見ない大規模な液状化地すべり現象が発生し、甚大な被害をもたらしました。
私たちは専門家として、こうしたインドネシアの困難な課題に対し、日本の知見を踏まえた各種災害リスクの評価や対策インフラの検討などを支援しています。そのほかにも、復興まちづくり計画やインフラの耐震設計など、各分野の専門家として豊富な知見を活かし、インドネシア政府を支援しています。
インドネシア国での協議実施の状況
プロジェクト詳細