スマート技術でアビジャンの交通状況を監視、
渋滞解消へ
Menu
スマート技術でアビジャンの交通状況を監視、
渋滞解消へ
本業務は、コートジボワール国アビジャン都市圏における急速な人口流入や経済活動拡大に伴う都市問題を解決し、持続可能な都市開発を目的に推進しました。アビジャンは西アフリカを代表する大都市であり、経済成長を牽引する重要な役割を担っていますが、都市インフラ整備の遅れや居住環境の悪化が課題となっていました。そのため2015年に策定された都市マスタープラン(SDUGA)(※1)を更新し、都市交通計画やインフラ整備計画との整合性を図ることで、詳細都市計画(PUd)(※2)の実効性を高める仕組みを構築しました。業務期間は2021年5月から2024年6月までの38カ月間で、SDUGA更新、PUd実施促進、都市交通計画のレビュー・更新を中心に進めました。
交通インフラにかかわるSDUGA改定のポイントは主に以下の4つです。
※1 都市マスタープラン(SDUGA):大アビジャン圏の持続可能な都市開発を推進するための包括的な長期計画。
※2 詳細都市計画(PUd):都市マスタープランで策定された方針を、特定の地域や個々の敷地レベルで具体化する、より詳細な開発計画。
路側カメラ設置位置とカメラの設置状況
アビジャン大都市圏では、交通渋滞や非効率的な交通管理が課題となっていたため、CCTVカメラを活用した交通データの利活用を提案しました。交通状況をリアルタイムで監視することで事故や違反の早期発見が可能となり、安全性の向上に寄与します。また、交通データを収集・分析することで、交通渋滞の緩和やインフラの改善につなげることができます。このプロジェクトでは、主要な渋滞箇所や交通の要所にCCTVカメラを設置し、AIを活用した画像解析により、自動で車両を分類し、交通量を計測しました。これにより、交通流のパターンや渋滞の原因を特定し、効果的な対策を講じることが可能となります。収集したデータはクラウドサーバーに保存され、統計情報として公開されることで、住民や企業が交通状況を把握しやすくなり、効率的な移動や生産活動に寄与します。しかし、課題として、カメラ設置台数の拡大や新たな利活用の提案、AIによる車両分類の精度向上が挙げられます。さらにデータ管理や公開に関する法整備、運用費用の確保も重要な課題です。このプロジェクトは、アビジャンの交通問題の解決に向けた革新的な取り組みであり、技術導入の効果を検証し、今後の交通インフラ管理の基盤となることが期待されています。
※2025年6月時点の情報です
交通管制センターのイメージ
AIによる車種識別
プロジェクト詳細