実績
山陰道「三隅・益田道路」、
地質リスクの見える化で
道路事業の円滑な推進
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地質リスクの見える化で
道路事業の円滑な推進
2015年度に工事着手した島根県の三隅・益田道路では、切土施工中に法面の変状が複数発生しました。これらの変状は、事前に地質リスクを把握していれば、防止が可能であったと考えられます。
当社では、浜田河川国道事務所管内で事業が進められている三隅・益田道路や福光・浅利道路において、既存の地質調査資料や実際の掘削法面などから、道路に存在する地域の地質リスクを抽出し、地質に起因する事業リスクを低減するための取り組みを行いました。ここでいう地質リスクとは、「事業のコスト増大や工期延長などに結びつく地質や地下水に起因するリスク」を指します。
地質リスクの見える化の流れ
本検討により、局所的に整理されていた地質リスクを全区間にわたって面的に把握することができました。また、「地質リスク管理表」を活用し、都野津層では挟在粘土層の有無、三郡変成岩では流れ盤や貫入岩などの有無に着目して、法面の勾配変更や保護工の追加の必要性などについて、情報共有することも可能になりました。
施工中の三隅・益田道路では、個々の地質リスクは把握していたものの、それが設計・施工に十分にフィードバックされていませんでした。今後工事に着手する福光・浅利道路は、三隅・益田道路と同様の地質を有するため、調査段階から地質リスク管理表を用いた情報共有を行い、設計業務における地質リスクの再評価や施工業者への申し送りなど、潜在的なリスクを設計・施工段階へ確実にフィードバックしていくこととしました。
既存ボーリング柱状図を見直した地質断面図の作成例
プロジェクト詳細