実績
近年頻発・激甚化する
自然災害から身を守るための調査・研究
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自然災害から身を守るための調査・研究
日本では、大規模地震の発生や地球温暖化の影響に伴う集中豪雨が年々増加する傾向にあり、全国のいつどこで自然災害が発生してもおかしくない状況です。私たちは、自然災害から身を守るため、総合的な防災・減災対策に取り組んで行かなければなりません。
当社では、土木学会、地盤工学会等の委員会に参画し、総合的な防災・減災に向けて、災害調査、ハード・ソフト対策の検討、一般市民への防災教育等について日々取り組んでいます。
調査・研究等を通して防災・減災へ取り組む
令和元年度東日本台風は、2019年10月12日夕方から13日未明にかけて、大型で強い勢力のまま東海、関東、東北地方を通過し、各県に記録的な大雨をもたらしました。この大雨により各地で土砂災害、洪水被害が発生し、台風による災害としては過去最大級の被害規模であったといえます。特に東北地方は西日本と比べると大雨の経験が少ないことから、災害の発生が懸念されます。
今回、被害の大きかった宮城県丸森町の土砂災害、洪水災害について調査したところ、西日本と類似する被害が生じていることが確認されました。山地部では斜面崩壊、渓岸浸食が多数発生し、一部地区では土石流被害を確認。平地部では山地の崩壊土砂や流木等が洪水とともに流下、氾濫し、堤防決壊、道路寸断、家屋の倒壊・浸水等、甚大な被害があったことなどです。近年の前線性豪雨の増加、台風の大型化や通過経路の北上を鑑みると、東北地方における斜面災害、洪水災害について注視していく必要があります。
宮城県伊具郡丸森町の土砂・洪水災害
宮城県伊具郡丸森町の土砂・洪水災害
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