みどりと水の豊かな環境を次世代へ
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みどりと水の豊かな環境を次世代へ
八王子市では、平成22年(2010年)に水循環計画を策定し、雨水浸透の推進、水辺づくり、水や水辺をテーマとした地域づくり、豪雨対策などの施策を進めています。計画策定から10年が経過し、これまでの取り組みを評価し、現在の市をとりまく水環境を踏まえ、第二次水循環計画を策定することとなりました。
私たちは本プロジェクトにおいて、八王子市をとりまく地形・地質的な特性を整理し、近年の土地利用と気象条件から八王子市全域の水収支解析を行うなど、水循環計画策定以降の八王子市の取り組みを、客観的かつ自然科学的な視点で評価・レビューをし、水循環計画の改定を支援しました。
八王子市をとりまく浅層・深層地下水の流れ
私たちが本プロジェクトで実施した水収支解析では、地形・地質に関する資料や文献を整理し解析モデルに反映しました。また、水循環の源となる降雨データに解析雨量を採用し、土地利用に100mメッシュの細区分データを利用するなど地域や範囲に合わせて精度を高める工夫をしました。さらに、八王子市で平成22年(2010年)以降取り組んできた水循環に関連する施策についても水収支解析に反映しました。その結果、施策によって八王子市の地下水浸透量がどのように変化してきたかを示すことができました。
また、市民やステークホルダーへ示すため、専門的な図書・文献に示されている内容や地下水の分布を示す地下水位等高線、水収支解析の結果などについて、専門的な知識がなくても直感的に理解できる、わかりやすい図を作成・監修しました。
当社保有の技術を十二分に活用して、水循環計画を広く八王子市の皆様にご理解いただけるような支援ができました。
直感的にわかりやすく作成した年間地下水涵養量の図
プロジェクト詳細