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東日本大震災からの復興支援
実績

岩手県久慈市における
東日本大震災からの復興への取り組み

東日本大震災からの復興支援

# 官公庁のお客様 # 国内 # 都市・地域 # まちづくり・造成 # 復興支援

被災された多くの市民のため
課題解消に向けた支援を実施

岩手県久慈市では、死者4名、行方不明者2名、住宅等の全半壊等は1,248棟、住宅や農業、水産業などへの甚大な被害が発生ました。当社では、東日本大震災からの復興に向けて、各種復興事業にかかわる久慈市における諸課題の解消に向けた支援を、発災後から平成27年度まで継続的に行いました。
被災された市民の住宅再建を支援する宅地造成、道路・橋梁・公園等のインフラ整備、避難路・避難所等の整備などの各種計画策定に向けた支援をはじめ、復興通信やアンケート調査など市民への情報発信・意見把握に関する支援、関係省庁との協議実施や震災復興関連業務の発注に向けた支援、久慈市の関連設計業務等への技術的アドバイスなど、多岐にわたる支援を実施しました。


  • まちづくりイメージ図

  • 復興住宅地の宅地造成工事・安全祈願祭

  • 復興住宅建設に伴う隣接農地への日影影響検討

総合建設コンサルタントとして
多様な分野で復興を支援

実施にあたっては、市内に久慈作業所を開設し、常駐しながらきめ細かな支援を行うとともに、多様な課題に対応するため、まちづくり、防災、建築、宅地造成、上・下水道、道路、橋梁、港湾等の当社の様々な分野専門技術者を連携することで、多岐にわたる復興支援を実施しました。
支援の例は以下の通りです。

①復興まちづくりに向けた支援
津波シミュレーション及び防潮堤等のハード対策に加え、被災住民との合意形成を通じたまちづくり構想の検討、避難路の検討を行う等、包括的な検討を実施。 また、被災自治体の多種多様なニーズに応えるため、現地対応体制を確保するとともに、各分野技術者との連携・即応体制により、市の復興計画に基づいた復興事業の概算事業費の算定、復興交付金申請資料の作成支援を迅速かつ適切に実施

②被災者カルテの作成
被災者の各種情報を網羅した被災者カルテを作成し、被災者の移転先への意向等を的確に把握し、移転先住宅地の土地利用計画等に反映

③避難計画の策定
安全な市街地環境の形成に向けて、避難施設の規模や配置計画を検討するとともに、当該施設までの避難路計画を策定

④復興事業の推進に向けた各種支援
小水力導入可能性調査、バイオマス計画地の造成検討など多岐に渡る分野で支援を実施

⑤工事工程会議の開催支援
宅地造成中の市内4地区及び周辺地域を対象に、造成工事、道路工事、上下水工事、建築工事間の調整を行うための工事工程会議を開催し、その運営支援として、各種工程調整案の作成等を実施

⑥テレビ放映に伴う地域経済への影響検証
NHK連続テレビ小説の放映に伴う市内への影響を検証するため、観光客へのアンケート調査を実施し、観光消費動向等を把握するとともに、産業連関表を用い、市内を対象とした経済波及効果を検証

⑦復興情報の提供支援
市内各所における復興状況を広く市民に情報提供するため、復興通信を作成し、ホームページで発信




※2019年11月時点での情報です。

  • 避難路検討

  • 小水力導入可能性調査

  • 復興通信

プロジェクト詳細

    業務名 :復興事業総合マネジメント事業実施業務(平成24~27年度)
        (平成23年度は、国土交通省都市・地域整備局発注業務により復興支援を実施)
    発注者名:岩手県久慈市