緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街
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緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街
2023年11月、東京都港区に都心の新たなランドマークとなる「麻布台ヒルズ」が誕生しました。「緑に包まれ、人と人をつなぐ広場のような街−Modern Urban Village−」をコンセプトに、約35年もの歳月をかけて取り組まれてきた都市再生事業により、開業が実現しました。
「麻布台ヒルズ」が位置するエリアは、東西に細長く、高台と谷地が入り組んだ高低差の大きい地形です。かつては敷地が細分化され、小規模な木造住宅やビルが密集し、建物の老朽化も進むなど、都市インフラの整備が必要な状況でした。
麻布台ヒルズは、これらの課題を解決するとともに、道路や公園などのインフラを整備し、防犯・防災面においても都市機能の更新を実現しました。日本一の高さを誇る森JPタワー(約330m)を中心にオフィスや住宅、文化施設などの多様な都市機能を施し、「暮らす」「働く」「集う」「憩う」「学ぶ」「楽しむ」「遊ぶ」など、人々のさまざまな営みが徒歩圏内でシームレスにつながるコンパクトシティを形成しました。
当社は、道路・電線共同溝や、下水道、地下通路、歩行者デッキなど、街の根幹として人々をつなぐインフラ機能の基本設計、実施設計および工事監理業務を行いました。
歩行者デッキ
概要図
周辺道路
道路・電線共同溝分野では、発注者、道路管理者、埋設企業者、施工業者など各関係機関と調整を重ねながら、幹線を結ぶ南北・東西道路、外周道路の計画を行い、アクセス性の向上や交通円滑化を図りました。下水道分野では、都心の再開発事業としては異例な規模の計画となりました。新設のライフラインも多様なため、従来の再開発事業の下水道計画とは異なり、行政への各種申請が極めて複雑なものとなりました。地下通路分野では、フロア高さ、必要内空、道路との土被り、地下埋設物との離隔など制約条件が多く、一部SRC構造(※)を採用するなど構造形式を工夫し、それぞれの制約を満たす構造としました。歩行者デッキ分野では、歩行者デッキ3橋の計画、設計を行いました。発注者、建築設計会社、施工業者などと協議を重ね機能性や管理性に配慮し、デザインコンセプトに則った歩行者デッキとしました。また、施工監理分野においても各種関係者と密に協議を重ね、現場で発生した多くの課題に迅速に対応し、業務を遂行しました。
本事業では、地質、電気、環境、建築などの幅広い分野の専門技術者が関わり、当社の総合コンサルとしての力を展開し、新たなまちづくりに貢献しています。
※SRC構造:鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた構造。強度が高く、柱と柱の間隔を広く取ることができ、少ない本数の柱で大きな空間を作ることができる。
地下通路
歩行者デッキ
森JPタワーと道路
プロジェクト詳細