
地域と地域の魅力を活かした持続社会の創出を
Menu
地域と地域の魅力を活かした持続社会の創出を
小値賀町は、長崎県の西部にある五島列島の北部に位置する町です。観光客数は約23,000人/年であり、隣島の野崎島(ほぼ無人島)が2018年3月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録されたことから、今後は観光客数の増加が予想されており、さらなる観光客の受け入れのための基盤づくりが喫緊の課題となっています。
また、現在の町の人口は約2,400人であり今後も歯止めなく減少していくことが予測されています。空き家率は25%と全国の空き家率(13.5%)と比較しても高く、今後も空き家は増える一方にあることが想定されます。
そうした小値賀町の現状を踏まえ、コミュニティの再生をはじめ多様・複雑化した地域課題の解決していくことが求められています。
自然豊かな小値賀島
小値賀町の地域課題を解決する
本プロジェクトでは、地域の深刻な問題となっていた空き家に着目し、観光インフラとなる宿泊施設(民泊)としてリノベーションし、コミュニティ事業として地域への移住促進及び交流人口の増加に着目した地方創生を図ることとしました。
プロジェクトの実施にあたっては、設立時のコストおよび手続きやリスクへの対応の優位性等の観点から、 事業主体を検討し、空き家活用民泊事業のコミュニティビジネスを軸に、小値賀町の地域課題を解決していく事業スキームを構築し、「LLP(YA NO YA有限責任事業組合)」を設立しました。また、事業収支シミュレーションに基づき、「施設改修費」、「売上予測」等のインプットデータを財務・税務・経理の観点から精査した上で、事業採算性をチェックし、事業成立性の確度を追求しました。
このような様々な検討を経て、2019年4月に小値賀町第一号として、民泊「弥三」をopen。民泊「弥三」のコンセプトは「暮らしを育む家」。小さいころ田舎のおじいちゃんの家に行った時のような“何もない”魅力を提供する宿です。夫婦・カップル・友人がのんびり過ごせるのはもちろん、1階~2階を自由に走り回れる構造となっています。東京や福岡など、全国から多くの観光客の皆様にご利用いただき、特に、子供連れのご家族からご好評をいただいています。
コミュニティ事業では、民泊事業からのアプローチだけではなく、地元住民の空き家管理・活用の意識変化や新たな人の流れの創出(雇用創出や移住者等への住宅供給)、地球環境・エネルギー問題への意識醸成、景観の保全・安全性の確保等、その他の地域課題解決のために事業領域を拡大し、エリアマネジメントを含めた、事業を展開していきます。
現在は、交通分野に着目し、観光客の移動問題を解決するため、民泊「弥三」を拠点とした電動自転車のレンタル事業を開始しています。また、地域の新たな交通として、観光客の移動問題だけでなく、地域住民の生活の質を向上することを目的とした新モビリティの導入を検討中です。
築150年以上の古民家をリノベーションして民泊に
地元でとれた食材を提供し、宿泊者自らが調理していただくことができる
小値賀町の移動を解決するモビリティの導入も検討中
民泊「弥三」の管理人2人に、お客さまからの沢山の声が届いています。
・都市部とは全く違った時間が流れており、なにもしない贅沢を堪能できました。 特に、魚が新鮮でお刺身が非常においしかったです。 また行きます!(20代/友人同士の利用)
・はっしー、やみー、先日は大変お世話になりました。 弥三で、小値賀で、素晴らしい時間を過ごせて、充電で出来ました(40代/子供連れファミリー)
・小値賀で過ごした時間とても貴重な経験になりました。 仲良し夫婦に癒されました。また会えるのを楽しみにしてますね! ありがとうございました(30代/子供連れファミリー)
・先日は二泊三日のキラキラした日々をありがとうございました! 本当に陽の光も気持ちよく、ご飯もうまくて、今でも思い出すとゴクリとのどがなる。 くうううう。はっしー、やみーさんに癒しを頂きうれしい!!(20代/友人グループ)
・先日は本当にありがとう。 楽しかったよ。 お魚もとっても美味しかったし、やみーのお料理も最高でした。 2人にはぜひ、自分たちの地域で別館をやって欲しいよ。 また楽しく飲みましょう。(30代/夫婦)
新型コロナウィルス拡大防止に伴う営業自粛期間中のお客様の声
・またお会いできる日が待ちきれないです! 終息して伺えるのを楽しみにしています。
・元気でうるさい娘を連れてお邪魔する予定です。 よろしくお願いします!
民泊「弥三」のおもてなしに、温かいお声を頂戴しました