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国土交通省初となる、ICT施工に関するeラーニングシステムの開発
実績

インフラDXの推進

国土交通省初となる、
ICT施工に関する
eラーニングシステムの開発

# 官公庁のお客様 # 国内 # ICT

eラーニングシステムでICTの普及拡大を目指す!

国土交通省では「i-Construction」の推進により、生産性を向上させることで「経営環境の改善」「賃金の向上」「休暇の取得」「安全な現場」の実現を目指しています。
『i-Construction』の推進にあたっては、施策として「ICTの全面的な活用(ICT施工)」、「全体最適の導入(コンクリート工の規格の標準化)」、「施工時期の平準化など」が設定されており、ICTの全面的な活用では、施工・設計・施工・検査などあらゆる建設生産プロセスにおいてICTを全面的に活用することで生産性の向上を目的としています。
国交省におけるICT施工の実施件数は年々増加し、土工における延べ作業時間が約3割縮減するなどの効果が表れている一方で、地域を地盤とする施工会社ではICT施工の経験割合が低く、ICT施工の講習・研修などの受講機会を確保し、地域企業の技術者にICT施工に関する教育を実施して、普及拡大することが必要でした。 このような状況から、ICT施工のeラーニングシステムの開発を行いました。

  • ICT施工の一連の流れ

多くの方に使ってもらうための工夫

ICT施工に関するeラーニングシステムは前例が無かったため、どのような学習形態にするのか?教材の内容はどういった内容にするのか?など、基礎的な部分から検討する必要がありました。
私たちはシステムのユーザーとなる地域の施行会社にヒアリングを行い、ユーザーとしての具体的なニーズを把握し、発注者と繰り返し協議を行いながら検討を進めました。
開発したシステムは、1回2~3分程度の短い動画と小テストを組み合わせたシステムとすることで手軽に学習出来るようにし、教材の内容はICT施工の入口であることに留意し、ICT施工の基礎を学ぶ初心者向けの学習教材としました。
その他の特徴としては、各章は施工ステップ(測量・設計・施工・検査・納品)に分けた全11章の構成とすることで、受講者が学びたい分野を自由に学ぶことができるシステムにしました。受講者は利用に当たりユーザー登録を行うことで、学習状況などが保存され継続的な学習が可能なシステムとなっています。

また、飽きさせない工夫として進行役のナビゲーターと本編説明役の講師を設定し、メリハリのある構成としました。 本システムは2021年8月に公開され、ICT施工の入口として全国各地のユーザーに利用されています。
初心者向けで、建設業および建設関係者、国や地方自治体の公務員、学生など、幅広い方が対象者となっておりますので、ぜひお試しください。

 

eラーニングシステムはこちらからチェック!:「i-Construction・ICT施工・eラーニング」


※2023年10月時点の情報です

  • eラーニング学習画面

  • eラーニング学習画面

  • ナビゲーター

プロジェクト詳細

    業務名 :ICT施工に関する学習システム検討業務
    発注者名:国土交通省 九州地方整備局

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