「住みたい街ランキング」上位都市の魅力を
陰で支える
武蔵野市のごみ実態把握と
「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画」の改定
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「住みたい街ランキング」上位都市の魅力を
陰で支える
武蔵野市のごみ実態把握と
「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画」の改定
私たちがこのプロジェクトに携わった平成25年当初、武蔵野市では周辺市よりごみの排出原単位が大きく、市が掲げるごみ排出量の目標値の達成が難しい状況にあり、この目標値を達成する実効性のある減量施策を立案するために、ごみ排出実態を的確に把握する必要がありました。
そこで当社は、事業者、市民のごみ排出の実態を把握し、他市との比較も含めた多角的な視点から調査・分析のプロジェクトの実施。次いで、アンケートによる市民意向調査、市民が直にごみ減量方法を提案するワークショップのプロジェクトを行い、ごみ減量のための課題を明確にし、平成26年には「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画(平成19年度策定)」の全面改定を実施しました。
市民が直にごみ減量方法を提案するワークショップのプロジェクトの様子
一連のプロジェクトでは、地域特性、一般廃棄物処理・処分の実態、今後の社会・経済情勢、国の法整備・今後の動向を踏まえ、一般廃棄物処理の推進に必要となる基本事項や環境負荷の少ない循環型社会を構築するための施策を取りまとめるとともに、「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画」の改定のために開催される「武蔵野市廃棄物に関する市民会議」の運営についても必要な支援を行いました。またパブリックコメントの意見も踏まえた上で、自治体にとって実効性がある内容にしています。
また「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画」は自治体の廃棄物処理行政の上位計画で行政計画となりますが、全ての市民や事業者に直接関わる身近な計画です。そのため市民や事業者にも分かりやすく、さらに内容を理解してもらうための対策も併せて提案を行いました。
全国的にはごみ排出量はごみ総排出量、ごみ排出原単位ともに平成12年度以降減少傾向を示しています。「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画」を立てた結果として、武蔵野市では人口の増加にも関わらず、ごみ排出量は微減状態にあり、一人1日当たりのごみ排出量は大きく減少しています。しかし人口増加は今後もまだしばらく続くことが予測されており、このような状況の中で、ごみ総排出量の減量には、さらに原単位の減量が必要となります。そのため、平成30年度にも「武蔵野市一般廃棄物処理基本計画」の改定を行い、さらなる削減を目指して施策を検討しています。
家庭ごみの調査(プラ容器・ペットボトル)
プロジェクト詳細