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相鉄・東急直通線「新横浜駅」開業で、 新幹線も地下鉄も乗り換えが快適に!!
実績

既存路線を利用して利便性UP!

相鉄・東急直通線
「新横浜駅」開業で、
新幹線も地下鉄も乗り換えが快適に!!

# 官公庁のお客様 # 国内 # 交通基盤 # 鉄道

相鉄・東急直通線とは?

当社が設計した「新横浜駅」は、皆さんご存じの東海道新幹線停車駅(東京駅から2つ目)です。新横浜駅で新幹線を利用したことがある方なら分かると思いますが、JR横浜線や横浜市営地下鉄沿線を除くと乗り換えが多く、“利用しづらい駅”という印象がありました。
2023年3月に開通した相鉄・東急直通線は、その名の通り横浜以西を基盤とする“相鉄”と”東京~横浜間を中心に営業する”東急”を直接結んで、人の流れをスムーズ(時間短縮・利便性向上)にしようと計画された連絡線です。その中間部に位置するのが、東海道新幹線の停車駅でもある「新横浜駅」です(図-1参照)。
この事業計画は、1989年に先行して開業した相鉄・JR直通線(整備延長2.7km)を「羽沢横浜国大駅」から分岐・延長する形で整備されたもので、整備延長10kmのほとんどが地下に造られています。(図-2参照)なぜ地下なのか?というと、首都圏で地上に整備する場合には、用地買収や日照・騒音問題、既設構造物との干渉など課題が多く、整備・開業までに多大の期間を要することになるからです(地下への整備が楽だという意味では決してありません!)。

  • 図-1 路線平面図(提供:JRTT鉄道・運輸機構)

  • 図-2 路線縦断図(提供:JRTT鉄道・運輸機構)

高度な解析技術で施工をサポート!

上記のような理由から、新横浜駅は前後のトンネルも含め、地下に構築される計画で詳細設計が発注されました。当初の詳細設計は他社が実施し、当社は修正設計との位置付けでしたが、
① 最大掘削深さが約35mと深い
② 営業中の横浜市営地下鉄と交差し、その躯体を抱き込む構造となる
③ 既設の地下構造物(直径5.7mのシールドトンネル)との近接施工、地上の大型歩道橋を受け替えながらの施工となる
など、難易度の高い設計・施工管理が求められました。具体的には、施工によって生じる地盤や構造物の変位計測データをもとに、高度な解析技術を駆使して「設計へのフィードバック」および「施工ステップへの反映」を行うことで安全な工事施工を実現するサポートをしました。
なお新横浜駅の設計に関し、弊社は2022年度に日本建設業連合会から「第3回土木賞」を、鉄道運輸機構東京支社より「感謝状」を授与されています。
相鉄・東急直通線は、2023年3月に無事開業を迎えることができました。これからも発展し続ける首都圏において、その都市機能向上に寄与していくものと願っています。




※2023年9月時点の情報です

  • 南改札口

  • 第1出入口外観

プロジェクト詳細

    業務名 :相鉄・東急直通線、新横浜駅修正設計他
         相鉄・東急直通線、新横浜駅付帯設備詳細設計他
    発注者名:独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 東京支社