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花園IC拠点整備プロジェクト
実績

県北・秩父地域の農業と観光の魅力発信拠点!
深谷テラスパーク

花園IC拠点整備プロジェクト

# 官公庁のお客様 # 国内 # マネジメント # PPP/PFI

当社の総合力を結集し、花園IC拠点整備プロジェクトの実現に大きく貢献

埼玉県深谷市では、関越自動車道花園インターチェンジ(以下、花園IC)の近接地に新たな観光拠点を設置し、農業と観光の振興を図るため「花園IC拠点整備プロジェクト」を推進しています。
本プロジェクトの総事業面積は28.8haであり、広域からの集客の手段としてアウトレットモール(観光型集客施設)を誘致する「民間ゾーン」と、県北・秩父地域の市町村や地域固有の資源などの交流と連携の促進を図りながら農業と観光の振興に資する取り組みを展開する「公共ゾーン」の2つのゾーンをつくるものでした。
公共ゾーンは、民間ゾーンと一体的な空間にするとともに、農業や観光などの各種産業をつなぎ合わせて活性化を図りながら秩父地域と深谷地域のまちとまちをつなぐ重要な場となります。これらの「つなぐ」という機能に由来して、公共ゾーンを「深谷テラス」と称して深谷市が整備を進めてきました(「テラス」とは住宅用語では、部屋と庭をつなぐ空間を意味し、煉瓦、タイル、木材など様々な素材を活かすことができる、自由度の高い空間とされています)。
当社は2010年より深谷市の支援に携わり、整備構想策定をはじめとして、官民連携事業(PPP)手法を用いた事業者募集・選定・契約締結などの支援(アドバイザリー業務)、周囲のインフラ整備に関わる基本計画や設計、エリアマネジメントの実施に向けた施設運営などの検討支援を行い、本プロジェクトの実現のために大きく貢献いたしました。

  • 事業対象地

  • 深谷テラスパークのイメージ

  • アウトレットモールのイメージ 出典:三菱地所・サイモン株式会社HP

当社は、主に次の3つの取り組みを実施・支援しました

1. 官民連携アドバイザリー業務
民間ゾーンおよび深谷テラスを一体感のあるエリアとするため、PPP手法を用いて各事業を実施する民間事業者の募集に向けた導入可能性調査から事業者募集・選定支援やエリア全体の計画策定支援を行いました。
また、まち全体への賑わい創出、周辺自治体との観光連携、地域活性化につながるエリアマネジメントの実施に向けた具体的なスキームの構築や民間ゾーンの整備・管理運営事業者との維持管理規約の策定について検討支援を実施しました。
2.花園IC拠点地区の造成
花園IC拠点地区のインフラ整備(造成、調整池、雨水排水、緑地)を効率的かつ経済面でも効果のある内容とするための基本計画の策定支援および計画に基づく、詳細設計を実施しました。
また、アウトレットモールへの来訪者の自家用車利用による交通対策として専用の導流路を検討するなど、花園IC拠点地区周辺の道路や交差点の予備設計を実施しました。
3.秩父鉄道新駅「ふかや花園駅」に係る設計
秩父鉄道新駅「ふかや花園駅」の駅舎デザインおよび駅前広場の基本設計・実施設計、景観設計などを実施しました。
駅舎デザインでは出入口上部に大きな庇を設けた切妻屋根にするなど周辺環境になじむものとし、秩父地域への観光などで活躍しているSLが停車可能なプラットホームを設けるなどの配慮をしています。


※2022年9月時点の情報です。

  • エリアマネジメント事業スキーム

  • 深谷テラスパーク建設工事の様子

  • ふかや花園駅