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自然条件に左右されない、安全で安定した廃棄物最終処分場
実績

自然条件に左右されない 環境負荷低減を実現する環境保全施設

安全で安定した廃棄物最終処分場

# 官公庁のお客様 # 国内 # 都市・地域 # 廃棄物

最終処分場は私たちの生活になくてはならない重要な施設

那須塩原市では、クリーンセンターで焼却処理された焼却灰や不燃残渣などを、西岩崎にある那須塩原市一般廃棄物最終処分場で埋立処分していました。1995年に竣工されたこの施設では、年間約5,000トンの埋立てを行っていましたが、おおむね2020年度末には埋立終了となる見通しであったことから、新たに第2期となる一般廃棄物最終処分場を整備することとなりました。
建設予定地は、既存の一般廃棄物最終処分場に隣接する土地で、施設周辺には別荘や保養所などがあり、特に周辺環境に悪影響を及ぼさない、安全性・信頼性を兼ね備えたクリーンな最終処分場が求められました。
近年の台風・集中豪雨・豪雪などの発生が多い状況下で、自然条件に左右されない安全で安定した廃棄物処理事業を行うための施設整備が課題でした。

  • 那須塩原市一般廃棄物最終処分場の埋立状況

安全で安心な施設・環境と共生する施設・経済性に優れた施設

【安全で安心な施設】
那須塩原市は、年間を通して降水量が多い地域であることや、近年の豪雨対策として、降雨などの影響を受けない施設整備が求められました。このため、最終処分場の形式をクローズドシステム処分場(※1)とし、雨水が埋立地へ流入することを防止し、浸出水の発生量を制御することとしました。また、廃棄物の安定化のために人工的に散水し、発生する浸出水量をコントロールすることが可能となりました。
※1クローズドシステム処分場:環境負荷の低減、地域との調和を目指し、従来のオープン型の埋立地を屋根などの被覆施設で覆った最終処分場

【環境と共生する施設】
埋立地を被覆施設で覆うことで、廃棄物の飛散、臭気の拡散を防止し、周辺環境や景観との調和を図りました。また、最終処分場施設の周囲に緩衝緑地帯を配置して周辺環境へ配慮しました。

【経済性に優れた施設】
被覆施設は面積が小さい方が安価となります。一方、埋立地面積を小さくするには、コンクリート擁壁などの構造物が必要となり、結果的に高価となります。そのため、設計において埋め立て地を土構造とコンクリート構造と合わせた構造とし、被覆施設と合わせて最も経済的な埋立地面積となる施設計画としました。

※2022年9月時点の情報です。

  • クローズドシステム処分場

  • 浸出水処理フロー

プロジェクト詳細

    業務名 :(仮称)那須塩原市第2期最終処分場施設整備計画設計業務委託
    発注者名:那須塩原市生活環境部環境対策課