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2013年08月08日

インドネシア国マルク州アンボン島ウェイエラ川の天然ダム決壊災害を弊社で独自調査を実施

平成24年7月13日に深層崩壊により形成されたインドネシア国マルク州アンボン島ウェイエラ川の天然ダムは、その後、監視がつづけられていましたが、平成25年7月25日に天然ダムが決壊しました。
八千代エンジニヤリングは、決壊後の被害について独自調査を実施しましたので、速報として報告いたします。






1.調査目的
(1) 天燃ダム対策の技術蓄積のために、天燃ダム決壊に関する資料を収集する。
(2) 天然ダム決壊、土砂氾濫後のウェイエラ川の土砂災害対策の検討。


2.調査期間
現地調査日程:平成25年8月2日~8月3日[7月25日の決壊から7日後]


3.天然ダムの状況
決壊前の天端高:EL.194m 。
決壊後の天端標高:EL.145m 程度。
決壊規模:約50m 程度崩壊した(簡易観測)
湛水池の流出量:約13百万m3 が流出。
湛水池の残留量:約 2百万m3 が残留。


4. 調査参加者
総合事業本部 水工部 技術第三課課長 池田 誠
総合事業本部 水工部 技術第三課主幹 竹島 秀大
国際事業本部 水資源部 インドネシアマナド作業所 所長 福島 淳一
国際事業本部 水資源部 インドネシアマカサール作業所 参与 松永 繁

5.関連資料
・ インドネシアにおける天然ダム決壊の規模は我が国の戦後最大規模の天然ダム決壊(昭和28 年和歌山県有田川災害)に相当することが判明(国土交通省)
・ 八千代エンジニヤリングの調査内容 → Investigation_Natural_Dam(Ambon).pdf