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2021年01月18日

弊社社員が第18回ITSシンポジウム2020で ベストポスター賞受賞

この度、国土技術政策総合研究所に出向しております弊社社員の村野が、特別非営利活動法人ITS Japan主催の第18回ITSシンポジウム2020(開催:2020年12月10~11日)において、ベストポスター賞を受賞いたしました。

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■概要
ETC2.0プローブ情報を活用した滞留長の算定手法に関する研究

国土技術政策総合研究所では、ETC2.0 プローブ情報をはじめとする道路交通データによる渋滞状況の把握・分析手法に関する研究を行っています。滞留長は道路の渋滞状況を把握するための重要な指標ですが、その把握は現地調査による実測によって行われており、常時観測体制は確立されていないため、常時観測を可能とする新たな滞留長算定手法の開発が求められています。本研究では ETC2.0 プローブ情報を用いた常時観測可能な滞留長の算定手法の開発を目的とし、滞留長を複数の手法で算定した結果と滞留長の実測結果を比較することで各算定手法の有効性を評価した結果を述べたものです。


■研究メンバー
村野祐太郎/八千代エンジニヤリング道路・交通部 コンサルタント
(国土技術政策総合研究所出向中)

松田奈緒子(国土技術研究センター),里内俊介(国交省総合政策局), 松岡禎典, 横地和彦(国土技術政策総合研究所), 田名部淳, 前川友宏, 橋本申(地域未来研究所)

論文:https://www.its-jp.org/wp-content/uploads/2020/12/2020-1-A-09.pdf
PPT: https://www.its-jp.org/wp-content/uploads/2020/12/2020-1-A-09_ppt.pdf


■受賞理由
ETC2.0プローブ情報を用いて、常時観測可能な滞留長の算定手法を考案したもので、複数の手法について、滞留長の実測結果と比較することで、最も精度高い手法を提案したものである。これまで車両感知器等の点データでは計測が難しく、現地調査が必要であった滞留長について、プローブ情報を活用することで常時計測を可能とした本研究の有用性・実用性は高いと評価される。また、ポスターの構成、発表についても分かりやすく的確であった。

第18回ITSシンポジウム2020についてはこちらから
https://www.its-jp.org/event/its_symposium/18th2020/program/


■関連する当社取り組み
路側から撮影した動画より AIを用いて車種判別・交通量計測可能な 「TRAVIC」を開発(2020年5月11日ニュースリリース)
https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2020/05/post_479.html