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2025年10月08日
2025年のノーベル化学賞受賞が決まった北川進 京都大学特別教授(理事・副学長)に、心よりお祝い申し上げます。
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)は、持続可能な社会の実現を目指し、2022年より北川教授が科学顧問を務める株式会社Atomis(本社:兵庫県神戸市、代表取締役CEO:浅利 大介、以下「Atomis社」)と協働でエネルギーガスの新たな流通システム『スマートガスネットワーク』事業を推進しています。このシステムは、Atomis社が開発した次世代スマート高圧ガス容器CubiTan®を活用し、都市ガスなどのパイプラインに依存せず、メタンガス(バイオガスや天然ガス)の効率的な運搬・取引を可能にします。これにより、自国で生産可能なエネルギーの活用(地産地消)やエネルギーアクセスの改善といった社会課題の解決に貢献します。
CubiTan®は、北川教授が発見・開発したPCP/MOF(多孔性配位高分子)を使用し、従来は室温での圧縮が難しかったガスをナノレベルで制御可能な画期的なガス容器です。これにより、大型で重かった従来のガスボンベが、軽量かつコンパクトに運用できるようになり、ガス産業全体に大きなイノベーションをもたらしています。
弊社とAtomis社は、2023年4月に『スマートガスネットワーク』構想の実現および事業推進に向けた業務提携契約を締結し、さらに2023年10月には、インドネシア国立研究革新庁(BRIN)を加えた3者間でインドネシアにおけるPCP/MOF技術の開発促進を目指したMOUを締結しています。また、2024年7月には、Atomis社のシリーズCラウンド資金調達に参加し、CubiTan®の開発および量産化に資金面での支援を行うとともに、両社の協力体制を一層強化しています。
さらに、2024年11月にはPCP/MOFを活用したCubiTan®の実機を用いた実証試験をインドネシア国内で実施を開始し、これにより『スマートガスネットワーク』事業は本格的な社会実装に向けた大きな一歩を踏み出しました。今回のノーベル化学賞受賞決定を機にPCP/MOF技術への関心が一層高まり、さらなるイノベーションの創出が期待されます。弊社もこの重要な取り組みの一翼を担う使命を強く感じており、今後も持続可能な社会の構築に向けて歩みを進めてまいります。 北川教授にはAtomis社を通じてご指導とご協力を賜っており、改めて深い感謝と祝意を表しますとともに、北川教授のますますのご発展とご健勝を心よりお祈り申し上げます。