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2026年01月16日
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)は、次世代車の普及と燃料生産過程を考慮した自動車からの二酸化炭素(CO₂)排出量の試算に取り組み、その研究成果を「第72回土木計画学研究発表会・秋大会」にて発表しました。本研究は、地方自治体における「2050年カーボンニュートラル」実現に向けた施策選定を支援するため、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF)のプログラムにより実施されました。
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本研究は、CO₂排出量の試算手法について、従来から手法が確立されているガソリン車やディーゼル車に加えて、ハイブリッド車やBEV、FCEVなどの次世代車においても考慮し、交通渋滞緩和・次世代車転換の定量評価を可能にするための研究です。また、本手法を山口県周南市、福岡県糸島半島エリア、鹿児島県肝属郡肝付町の3地域に適用し、定量的な評価を行いました。
今後は、次世代車の実走行データなど、より詳細な情報を補完することで試算精度を高めるとともに、本手法を用いてさまざまなカーボンニュートラル施策の比較評価を行い、自治体へ提示することで最適な施策選定をサポートしてまいります。
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・研究の背景と開発内容・
政府による2020年10月の「2050年カーボンニュートラル」宣言以降、道路分野でのCO₂排出量削減への関心が高まり、多くの自治体が計画策定を進めています。しかし、従来のCO₂排出量算出方法には、「次世代車普及状況」、「燃料生産過程を含めたCO₂排出量」、「施策の定量評価」の精緻化に課題がありました。そこで本研究では、自治体がカーボンニュートラル施策を選定する際の客観的な判断材料を提供するため、以下の要素を考慮してCO₂排出量の試算を実施しました。
● 燃料生産過程:走行時だけでなく、燃料の精製・輸送・供給といった「燃料生産過程」を含めたCO₂排出量を採用することで、実態に即した、多種多様な燃料を公平に比較できる評価を実施。
● 旅行速度によるCO₂排出量の変動:交通渋滞による低速度域でのCO₂排出量の増加や、最適な速度域で最小値をとる排出量の特性を、旅行速度別に適用することで、交通状況の変化による影響を考慮した評価を実施。
● 地域ごとの車種・燃料構成:AI 画像解析システム「TRAVIC」を活用したナンバープレート調査により、車検証情報から得られる車種および燃料を把握することで、地域ごとの次世代車の普及状況を考慮したCO₂排出量の試算を実施。
・評価結果(事例)・
山口県周南市、福岡県糸島半島エリア、鹿児島県肝属郡肝付町での試算により得られた施策の評価結果は以下の通りです。「旅行速度改善」と「小型ガソリン車の6〜13%程度を小型BEVに転換」は、同等程度のCO₂削減効果が見込まれる結果となりました。
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評価施策 |
削減効果の試算結果(事例) |
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旅行速度改善 |
旅行速度の改善により、周南市および肝付町で約3%、糸島半島エリアで約6%のCO₂削減効果が見込まれる。 |
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次世代車転換 |
小型ガソリン車を小型BEVに100%転換すると、48〜50%程度のCO₂排出量削減効果が見込まれる。 |