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RECRUIT | 採用情報

人生の一部として

仕事を楽しむ。

コンサルタント⇒マネージャー

1999年入社 H.Ito

CAREER PATH

2024年2月時点
  • 1999年
    1999年
    入社:横浜支店 技術第一部

    土木工学部(大学院)修了。大学院での研究室では計画系の研究を行ったが、入社後は構造を専門とするチームに配属。2004年に技術士資格取得。

  • 2004年
    2004年
    転勤:技術管理本部 施工管理部

    約3年、NEXCO西日本の管轄する第二京阪道路の施工管理に携わる。2007年に技術士の総合技術監理部門を取得。

  • 2007年
    2007年
    異動:本店 構造・橋梁部

    国内で維持管理を中心としたプロジェクトを行う。また海外のプロジェクトにも参画。

  • 2014年
    2014年
    昇進:プロフェッショナル(2015年 課長に就任)
    プロフェッショナルに昇進し、翌年には課長に任命。プレストレストコンクリート工学会、土木学会、コンクリート工学会、建設コンサルタンツ協会などの社外活動にも積極的に参加。
  • 2020年
    2020年
    転勤:名古屋支店 道路・構造部
    地元への転勤が叶う。課長としてワーク・ライフ・バランスの保たれたマネジメントに取り組む。

CAREER STORY

責任感が成長へのカギ。

「父親がインフラに関わる仕事をしていて、それがきっかけで大学は土木工学科を選びました。」伊藤は大学では構造も学んだが、大学院ではインフラの活用を学びたいと計画系の研究室に進み、地下空間の有効活用をテーマに研究を行った。「トルコや宇都宮市大谷地区の地下空洞を対象に研究をしていました。しかし、大谷は1990年ごろから陥没が相次いでいたこともあり、地下空間を有効活用するのはよいが『安全性は?』と問われると答えられなくて...。そこで原点に立ち返り、構造も学ばないとダメだと、構造を仕事にできる当社に入社しました。」
大学では構造も学んだものの、大学院では触れる機会がなかった伊藤は、入社後一から基礎をやり直した。「構造力学ってなんだっけ?と思いだしながら、教科書を見ながらやっていました。上司も非常にスパルタな人で。打ち合わせには一緒に行ってくれて『こういう風にしたいよね』と方針は示してくれ、都度のチェックはしてくれるのですが、検討や資料作り、お客さんへの説明など全て部下に任せるタイプでした。だからこそ自分がやるしかないわけですが、そのおかげで一気に成長するしかなかった環境でした(笑)。かといってプライベートをないがしろにするわけではなく、忙しい中でも遊びの時間は確保する、という会社の雰囲気はありましたね。今となれば、楽しく成長できる機会を与えてくれていたので非常にありがたかったです。」

※宇都宮市大谷地区:フランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルにも使われた石材の産出地。奈良時代より採掘されていたとされ、江戸時代より採掘が本格化される。地下には広大な地下採掘場跡が広がる。

知見を拡張させるチャレンジ。

伊藤は入社5年目で異動し、NEXCO西日本の管轄する第二京阪道路の施工管理に携わるようになる。「それまで構造設計に対して特に疑問を持つことはなく仕事をしてきましたが、施工という現場を知ることで『設計は施工されることを意識しないとダメだ』と気づかされました。また、NEXCOのみなさんは施工を行う地域を非常に重要視して、地域住民にきめ細やかに配慮していたことが印象的でした。現場に出て肌で感じたことは大きく、多角的な視点を持つことの重要性を実感しました。」
また、入社のころから様々なことに手を広げていたという伊藤。例えば、今では構造計算は汎用的なソフトを使っているが、入社当時は会社独自の構造計算プログラムがあり、それのメンテナンスもしつつ、構造計算をしていたという。「いろんなことに手を伸ばすのが好きなんですよ。本店に戻ってきたときには外の世界にも興味があって、海外のプロジェクトにも参画させてもらいました。パラグアイの道路、チュニジアの治水プロジェクトで橋梁のF/Sを経験しましたね。開発途上国では道路などができると周辺の住民たちの経済状況は一変しますから、地域住民の橋梁に対する日本との温度感の違いにも衝撃を受けました。また、外部活動にも興味があって、上司に紹介してもらい様々な学会の委員会活動にも参加し始めました。いつもとは違うことにチャレンジする理由は、色々な人と会うことで自分の知見を広げたいからです。経験が自分の知見を深めてくれると感じます。」

※F/S(フィジビリティスタディ):プロジェクトの実現可能性を事前に確認・検討するための調査。

経験のリンクの積み重ねが自分を強くする。

「仕事ではコンセプトワークを大切にしています。将来的には基準書に頼らなくても、世界や宇宙、どこにでも自由な設計ができるようになりたいですね。」この言葉は、様々な経験を積んできたからこその目標だという。基準書は設計の品質管理の基本となるが、基準書の記載内容にはすべからく根拠がある。根拠を突き詰めて背景を理解することで、基準書に頼らなくても世界や宇宙など様々な場所・状況でも、性能、品質が保たれた自由な設計が可能になるという。そういう技術者が伊藤のなりたい姿だと語る。
そして、マネージャーとしての伊藤はこうも話す。「自分は施工管理、海外、対外活動、そしてプライベートも、社会人になってから色々と楽しんできました。そこで培った経験が、今の自分の力になっていると思います。なので、部下にも仕事もプライベートもやりたいことを最大限に実現できるようにサポートすることを心がけています。仕事と余暇で切り分けることはナンセンスで、余暇からの経験も重要だと考えています。多様な経験がリンクして重層的に重なることで、知見が深まり、仕事もうまくいくようになるのです。仕事も人生の一部ですからね、楽しまないと。」

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