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RECRUIT | 採用情報

過去の再生産ではない。

それが次の社会の解になる。

コンサルタント⇒プロフェッショナル
⇒マネージャー

1999年入社 T.Toyoda

CAREER PATH

2022年5月時点
  • 1999年
    1999年
    入社:関東事業部 河川部

    工学研究科都市システム工学卒(大学院)。設計を中心に国内にて河川・治水の技術を取得する。2005年には本店 河川部に異動、2008年には九州支店 河川・水工部に転勤し、河川・治水や防災分野に知見を拡げる。

  • 2009年
    2009年
    出向:国際建設技術協会

    国交省関係者や大学、上司などとのさまざま縁が重なり、八千代から出向する。出向先では、官僚や行政関係者の取り組みが多く、行政のノウハウ、国内外の情勢、国際支援の状況について知見を得る。また、国際協力、開発支援の実態に触れる。

  • 2011年
    2011年
    異動:海外事業部 水資源部

    出向からの戻り先は海外事業部を希望。東南アジア、大洋州諸国において治水・防災分野における開発調査、円借款の業務を多く経験する。

  • 2007年
    2007年
    昇進:プロフェッショナル

    JICA業務他のプロジェクトマネージャーとして経験の幅を広げる。また、治水・防災に関わる世界銀行業務、ADB(アジア開発銀行)業務、UNDP(国際連合開発計画)業務においてのプロジェクトマネージャーも行い、国際機関による開発協力にも携わる。2020年以降は課長としてチームマネジメントにも力を入れる。直近ではスマートシティ関連業務や、近年の国際社会情勢を踏まえ、SDGsや社会包摂の観点に立った業務展開、新規事業開発にも携わる。

CAREER STORY

初めてピースがはまった瞬間

学生時代から土木を専攻していた豊田だが「所属する研究室は、環境をシステムとして捉え、インフラ開発を行う前に環境への影響を評価する、環境保全・保護を志向する研究室だった」と言い、環境への配慮ができる建設コンサルタントを希望して八千代に入社した。「都市計画や環境計画ができる部署を希望していたが、蓋を開けてみると河川部だった」と振り返り、入社後の2、3年は、河川堤防や土構造物の設計、解析などに苦難していたという。「正直転職も考えたが、5年目以降は治水計画や防災計画の仕事を行えるようになり、また組織内での自身の立ち位置や責任も理解できるようになった。そこから自身の専門性や向かうべき方向性に興味を持ち始めた」と言う。
転機は10年目のことだった。「治水や防災を行っていたものの、河川技術者としては、より確固たる専門技術が必要。そろそろ本腰を入れなければいけないタイミングで、上司から請われ国際建設技術協会への出向となった。そこでの経験は建設コンサルタントの仕事が、社会貢献に直結していると私の中でかっちりとピースがはまり始めるきっかけとなる瞬間だった」

本質的な解決がなければ、社会課題は解決されない

本質的な解決がなければ、

社会課題は解決されない

国際建設技術協会は、世界中の開発課題に対して日本の技術を提供することを目的にしている。国内プロジェクトしか経験のなかった豊田は、初めて海外の国際開発支援に携わり"社会課題は本質から解決する必要がある"と強く感じた。海外プロジェクトでは社会ニーズや課題把握から始まり、課題を本質的に捉え解決する策を考える機会が多いのだという。「悩み抜いた解決策も社会に必要とされなければ『そんなものはいらない』とはっきりノーが出るし、必要であれば受け入れられる。特に国際ドナーのプロジェクトはその傾向が強く、そういった方が"性格的にしっくりきた"」と豊田は語る。
出向先で2年を過ごし、八千代に戻った際は海外事業部の配属となった。そこからJICAや世界銀行など様々なプロジェクトに参画を続けたが、実感したのは「今の社会課題は非常に複雑で、個人や組織単独で解決できる問題ではない。価値やコンセプトを共有できる人や組織が手を組み、共創することが重要」ということだった。

複雑化・多様化する社会課題への対応は、まず社会をみること、

そして社会包摂と共感が『共創』につながる

複雑化・多様化する社会課題への対応は、

まず社会をみること、

そして社会包摂と共感が

『共創』につながる

個人やひとつの組織だけではできることの限界がある。だからこそ『共創』が必要なのだが、『共創』とは固定したひとつの価値観でなされるものではない。社会包摂という多様性の在り方を希求することを前提として、既存の価値観をフラットに見直し、時には壊すような自由な発想と突破力を必要とする。そして、無軌道に見える分散するベクトルを同じ方向に向けるのが、あるべき姿に対する共感だ。共感というつながりの中から新しいなにかを創造するとき『共創』がなされる。『共創』の中では、一見全く関りのない分野や多様な人・組織とのつながりから爆発的なイノベーションを産み出す可能性も秘めている。
世界は大きく動き社会課題は多様化・複雑化している。「激動の時代だからこそ停滞できない。立ち止まってしまっては大きなうねりに呑み込まれてしまう。社会資本整備を担うシビルエンジニアだからこそ、社会を見つめ、変化を肌で感じ取り、それに合わせて様々な能力をアップデートし続けていく必要がある」と言い、自分自身も組織も常に成長していく必要があり、豊田は常に転機にあると語る。
「変化が激しい社会だからこそ、後輩や部下こそが新たなプレイヤーになって新しい社会資本の価値創出やイノベーションを起こせるようにサポートしていくことが必要だ。そういった社会の中で、自分の能力や過去の経験に固執し、無意味なことを後輩や部下に再生産させていては社会に顔向けができない。"自分たちを超える人材を育て高め合っていく、社会にとって本当に必要なものを志向していく"ことをしていかないと。それこそが、より良い社会を子ども達に残していくことにつながる」と、その思いを語った。

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