Menu

RECRUIT | 採用情報

その時はベストでも、終わるといつも及第点。

反省と振り返りが自分を高めてくれる。

コンサルタント⇒プロフェッショナル

2006年入社 F.Suehiro

CAREER PATH

2022年5月時点
  • 2006年
    2006年
    入社:本店 環境計画部

    農学研究科卒(大学院)。研究を活かした生物に関わる仕事がしたいと思い、環境に何かしらの影響を与える建設事業で、その影響を低減する方法を考える環境エンジニアの道に。環境調査・アセスメントを中心に業務に携わる。2013年には技術士資格を取得。

  • 2016年
    2016年
    転勤:九州支店 環境部

    プロジェクトマネージャー(管理技術者)として活躍。人数が制限される支店の中で、環境調査・アセスメントを中心とした多数のプロジェクトを実施。

  • 2019年
    2019年
    転勤:本店 環境計画部

    海域の自然環境調査やカーボンオフセットなどのプロジェクトにも参画。自身の業務の幅が格段に広がる。

  • 2021年
    2021年
    昇進:プロフェッショナル

    プロジェクトマネジメントを行いながら、後輩育成にも力を入れる。

CAREER STORY

たった一言が、仕事への意識を変えた

クジラに魅せられ大学は水産学部を専攻、そこから生物の生息環の改善に興味の幅が広がり、大学院では農学研究科でバクテリアの研究を進めた。その中で「これまで学んできたことを活かして、現場で自然環境に関わる仕事に携わりたい」と八千代に入社した。
入社後は希望通り環境全般を取り扱う部署に配属され、環境調査やアセスメントを中心に日々の仕事を「こなしていた」。そんな中、入社2年目のときに同席した打ち合わせで、顧客から「資料に愛がない」と言われ衝撃を受けた。「打ち合わせの後、先輩も『確かに愛がなかったね』と言っていましたが、当時はその言葉の意図がよく分かりませんでした。でも、少し後に振り返って腑に落ちました」
「私たちの仕事は、人と動植物の両方の通訳です。開発と環境の両方のバランスをふまえた提案が、よりよい社会を作っていくと思っています。だからこそ、地域固有の自然やそこで暮らす人々の立場に立った提案をしていかなければいけません」末廣は、それが「愛」だと気づき、仕事を「こなす」という意識を変えたという。

「アダプト」、それが仕事の価値観

入社10年が経ち、末廣は九州支店へ転勤となった。そこでも主に環境アセスメントなどのプロジェクトに取り組むが、九州支店が対応する顧客から、近年の温暖化に対する新しい仕組みである"ブルーカーボン"を考えたいとの相談を受けた。「全国初のブルーカーボンの試みは、八千代の先輩が携わったプロジェクトだったのですが、CO2やオフセット制度など、環境分野の側面だけではない幅広い知識が必要で、はじめは不安でした」というが、顧客の信頼を得て無事にリリースに至った。
その後、九州支店から本店に異動し今に至るが、時代と共にプロジェクトの内容も変化しつつあるという。そして自分も、時代に合わせた顧客の要望と共に必要なスキルの変化に対応してきた。末廣は「私は自分の経験でしかものを語れないのです。出会った仕事に真摯に向き合い、自分なりに考えて対応するといった経験の全てが今の自分に繋がっていて、私の仕事への価値観は『アダプト』というのがしっくりきますね」と笑う。

ベストを尽くすが、100点はない

インフラ開発は、環境へ何かしらの影響をおよぼすことが懸念される。だが人の暮しをよくするために、開発は欠かせない。「相手が環境なので、提案して実行した効果がすぐに分からないことも多いのが現状です。ですが、自信を持って言えるのは、間違いなく未来の社会を背負う仕事だということです」
そういった想いもあり、末廣はすべての仕事に誠実に取り組み「ベストを尽くす」ことを心掛けているという。実際プロジェクトが終わって振り返ってみると『こうすればよかった、ああすればよかった』と後になって反省し、自分の自己採点はいつも赤点以上の及第点。だが、その反省と振り返りが、次に待っているプロジェクトをもっと高みへと押し上げてくれるのだ。
※ブルーカーボン:陸域の植物が光合成で二酸化炭素(CO2)を取り込むように、海域の生物や植物によって取り込まれ、海中や海底に隔離される炭素のこと。CO2は水に溶けやすい性質があり、海洋全体のCO2の量は大気中の約50倍になると言われている。

ENTRY