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多摩市道路施設における予防保全型管理への移行と管理の効率化の推進
実績

官民連携による維持管理の高度化

多摩市道路施設における
予防保全型管理への移行と
管理の効率化の推進

# 官公庁のお客様 # 国内 # 維持管理 # 橋梁・構造 # インフラマネジメント # PPP/PF # 調査・点検・補修 # ICT

予防保全型維持管理への移行を推進

日本では、高度経済成長期に建設された多くの橋梁で老朽化が進行しています。橋梁を管理する自治体では、長寿命化修繕計画を策定し、予防保全型の維持管理により橋梁の長寿命化を図ることで、維持管理費の削減に向けた取り組みが進められています。しかし多くの自治体では予算の削減や維持管理を担う職員の不足などにより、予防保全型維持管理への移行が進んでいないのが現状です。
当社は2019年より、多摩市が管理する橋梁の維持管理において、定期点検から補修設計、長寿命化計画の改定までを一つの業務として5年間で実施する「長期包括契約」を受注しました。第1期の取り組みでは、一貫性のある維持管理により、健全性を大きく回復させることができました(第1期の当社の取り組み)。
2024年からの開始した第2期では、回復した橋梁の健全性を維持し、予防保全型維持管理の実現に取り組んでいます。橋梁の健全性を維持するためには、早めの修繕の実施だけではなく、橋梁の劣化をいかに抑制していくかも重要です。従来は、定期点検で排水桝の土砂詰まりなどを発見すると管理者に報告し、別の業者が対応する流れだったため、手間や新たな費用が発生していました。そこで、新しい取り組みとして、定期点検時に点検員がその場で土砂撤去を行うなど、即時に劣化要因を取り除けるような仕組みづくりを進めています。定期点検と日常管理を連携させることで、効率的な橋梁の健全性維持が可能となり、確実な予防保全へとつなげています。

  • 第1期による健全性分布の回復傾向

  • 定期点検時の簡易補修の様子

  • 現地踏査時の排水升の土砂詰まり撤去の様子

3次元データの活用で維持管理を高度化

第2期では、橋梁に加え、擁壁やボックスカルバート、張り出し歩道などの道路施設に対象を拡大し、さらなる維持管理の効率化を目指しています。これらの施設の健全度評価では、全体的な変形や移動、沈下などを把握することが重要ですが、目視だけでわずかな動きを確認することは困難です。
そこで、複数年契約であることを活かし、3次元点群データと画像データを定期的に取得して経年変化を比較する取り組みを進めています。本プロジェクトを通じて3次元データによる評価における課題を的確に把握するとともに、その結果を踏まえ、これまでにない新たな点検手法の開発を行っていく予定です。
さらに、取得した3次元画像データを時系列で保存することで、これまでの紙や2次元の施設台帳に代わる「デジタル台帳」として活用できるのではないかとも考えています。実際の運用における課題をクリアしながら、直感的で実用的なデータの表示方法や保存方法を検討する予定です。
私たちは、こうした新技術を取り入れた先進的なアプローチを通じて、インフラ維持管理のさらなる効率化と高度化に貢献してまいります。


※2026年7月時点の情報です

  • 3D点群データによる道路施設

プロジェクト詳細

    業務名 :橋梁等定期点検および総合維持管理業務
    発注者名:東京都多摩市

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